アルマ望遠鏡のファーストライト画像が10月3日に公表された。上の画像がそれだ。からす座にある触覚銀河(Antennae Galaxies)といって、二つの銀河(NGC 4038、NGC 4039)が衝突してできたペア銀河だ。地球から7千万光年の彼方にある。
この銀河は1785年にウィリアム・ハーシェルによって発見され、可視光でも見ることができるが、その場合には明るい生まれたての星(画面では青く見える部分)しか見えない。アルマが捉えたミリ波のデータによって、それらの星を生み出す低音の物質(赤や黄色の部分)が捉えられ、銀河全体の様子がくっきりと浮かび上がった。
なお、ファーストライト(First Light)とは望遠鏡等の光学機械が当初予定されていた通りの性能を実現しているかについて、最初に行われる観測のことである。
コメントする