昨年中国の反体制活動家劉暁波氏にノーベル平和賞が授与されたことに腹を立てた中国共産党が、腹いせに設けた孔子平和賞、第二回目の今年は中止と一時は報道されたが、どういうわけか復活した。その名誉ある受賞者は誰あろう、今やロシアの民衆から激しく批判されているプーチン首相だ。
授賞理由はNATOによるリビアへの介入に反対したことだという。ロシアも中国も反体制運動には神経をとがらせているから、リビアの反体制運動とそれに味方するNATOに反対したプーチン首相は、中国共産党の目には頼もしい同志と映るようだ。
もっとも12月9日に行われた授与式にはプーチン本人は出席せず、かわりにプーチン親衛隊の若い女性が孔子のブロンズ像を受け取った。(写真:ロイター)因みに第一回目の受賞者である台湾の連戦元首相も出席しなかった。
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