タランチュラ星雲

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天の川銀河の供銀河であるマゼラン雲の一角に、ひときわ明るい星雲がある。「カジキ座の30(30 Doradus)」あるいは、タランチュラ星雲とも呼ばれる。非常に明るいために、かつては恒星と思われていたが、18世紀の中ごろに、星雲であることが確認された。

この星雲は、恒星が日々誕生している一方、超新星爆発が起きるなど、星の生成が非常に活発なところとして知られる。

この映像は、ハッブル望遠鏡誕生22周年を記念して、NASAが収集したデータをもとに再現したイメージだ。ハッブルのほか、チャンドラとスピッツァーのデータも利用されている。

星雲の中心部には、何千という恒星が集まり、それらが物質や放射線を飛び散らせている。またそこに存在するガスは、恒星たちが発生させる熱波のために、非常に高温になっている。





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