地球と宇宙の科学


一般人にとっても、宇宙ホテルの窓から地球を眺められる時代がやってきそうだ。スペインの建築家兼実業家サヴィエル・クララムント Xavier Claramunt 氏は、ホテル仕立ての商業用衛星を2012年までに打ち上げ、ツアー客に二泊三日の宇宙クルーズを楽しんでもらう計画だという。

地球に似た軌道を描く惑星が発見された。その星は、地球から300光年離れたペルセウス座の一角にある赤色巨星の周りを、地球と同じくほぼ1年かけて回っているという。

毎年の夏の夜空を彩るペルセウス座流星群が、今年は例年に増して鮮やかなショーを見せてくれそうだ。というのも、流星現象がピークに達する8月12日の日曜の夜から月曜の夜明けにかけては新月にあたっていて、月光に邪魔されることがないからだ。昨年はその明るい月光のために、流れ星は明るさを打ち消されてしまったが、今年は暗い夜空を背景に、花火のように鮮やかなショーを見せてくれるに違いない。

生きている化石として知られているシーラカンスが、今年の5月にインドネシアのスラウェシ島で釣り上げられた。インドネシアでシーラカンスが発見されたのは、1998年以降実に9年ぶりのことである。

水は融点以下の温度では固体(氷)、沸点以上の温度では気体(水蒸気)というのが、地球上での常識である。融点と沸点は気圧と相互関係にあるので、多少の揺れはあるものの、だいたい摂氏零度が融点の目安、同100度が沸点の目安となっている。氷は冷たいもの、水蒸気は熱いものというのが、我々地球人の持つイメージだ。

昨年(2006)の9月、アメリカの天文学者クィンブリー Robert Quimbly 博士がひとつの超新星を発見した。ペルセウス座の一隅に発見したこの天体を、博士は天文学のルールに従って、とりあえず2006GYと名付けたが、ただちに追跡研究にとりかかることはしなかった。

先日は、ペガサス座の一隅に水が存在する可能性の高い惑星が発見されて、天文学者たちを喜ばせたが、今度は、人間の居住可能な惑星が発見されたそうだ。

月の表面の土地を不動産取引の舞台にして、ビジネスを展開している男がいるそうだ。その男とは、ネヴァダの実業家デニス・ホープといい、月の表面1エーカーあたり20ドルで売っているという。Making a mint out of the Moon : By Nick Davidson BBC

先稿「食料が燃料に化ける」の中で、とうもろこしのバイオ燃料化の問題点について触れた。その最たるものは、とうもろこしの資源としての希少性であろう。

雑誌タイムの最近号が地球温暖化対策を特集している。カバー・ストーリーでは温暖化対策の51の選択肢が載せられているが、そのトップを飾っているのはバイオ燃料、つまり食料の燃料化だ。

世界中の産業活動が排出する二酸化炭素によって、地球の温暖化が進んでいることは、近年になって危機感をもって論じられるようになった。また我々普通の人間でも、頻発する気象の異常やその結果としての災害の多発に接して、問題の深刻さをようやく気づくようになった。

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