旅とグルメ


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五月二十二日から二十四日にかけて、旧友三人と北京に旅行した。わずか三日間の旅だったが、五大世界遺産を始め名所旧跡を訪ねることを得て、なかなか身のあるものになった。旅行中に感じたことは筆者の日記「壺齋日録」に記しとめたところだが、ここではそれを引用して、読者に紹介したいと思う。

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豊穣たる熟女たちと花見をした。今年は桜の開花が例年より早く、三月のうちに満開になると予想されていたので、散ってしまわないうちに是非見に行きましょうよと語らいあって、三月の末日に千鳥が淵へと繰り出した次第だ。

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先日猫の肉のシチューを食ったといってイタリア国民の反感を招いたベッペさんの話題をとりあげた。その中でベッペさんは、ウサギの肉は食べてもよく、猫の肉は食べてはいけないというのは偽善的だと反論していた。実際ヨーロッパの食文化の中では、ウサギはいまでも人気のある食材なのだ。

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イタリアで大人気の朝のテレビ料理番組が珍妙なレシピを紹介し、国を挙げて大騒ぎになっているそうだ。77歳のホスト役ベッペ・ビガッツィ Beppe Bigazzi さん(上の写真:AFP提供)が、猫の肉のシチューはおいしいですよと、台本にないことをしゃべったからだ。

羽田のアナゴ仲間と有楽町で飲んだ。いつものとおりM女史からメールが来て、有楽町で飲みましょうと誘われたのだ。場所は高速道路の高架下にある「みちのく」という店。このあたりで余生を過ごしているK氏の紹介だといっていたが、筆者には若い頃からなじみのある店だ。そこで懐かしい思いにひたりながら、駆けつけた次第。

学生時代の仲間三人と両国でふぐを食った。松子がふぐを食いたいというのでわざわざ設定したものだ。昔本所の事務所に勤めていた折、よく利用した店があったのでそこにしようかと思ったのだが、どうやらすでに廃業していまはないらしい、そこで両国駅前のたらふくという店に予約した。

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アルゼンチンの女性大統領クリスティーナ・フェルナンデス女史(上の写真:AFP提供)がユニークな演説をして話題を呼んでいる。豚肉は健全なセックスライフにとってバイアグラより効果があるというのだ。あなたもパートナーと一緒に豚肉を食べてごらんなさい、そうすれば週末には充実したセックスライフを楽しめるはずよ、といった具合だ。

例の豊穣たる熟女たちと、神田小川町のイタリア・レストラン、ラ・コモディタで新年会を催した。この店は羽田のアナゴ仲間と昨春訪れた際、味も雰囲気もよかったので、熟女たちにも喜んでもらえるだろうと思ったのだ。そのときには淡路町2丁目の交差点近くに店を構えていた。だが彼女たちをそこへ連れて行ったところ、シャッターが下ろされて、開いている様子がない。

例のあひるの仲間たちと新年会をやった。場所は西新宿パークタワー内の海山という店。新宿三丁目から地下鉄に乗って初台でおりたが、そこから歩くと結構ある。新宿から歩くのと対して変わらないようだ。ともあれ席に座ると、筆者を含め6人が顔を揃えた。

前の職場の連中が忘年会に招いてくれた。メンバーはこの四月に本所吾妻橋の稲垣に集まった熟女たちに加え、所長のS子。筆者を含め総勢七人、場所は前回同様稲垣だ。いまだに仲間として待遇してくれるのは、やはりうれしい。

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今年の夏に、山、落、松の諸子と草津へ旅行した折の事は、先稿で書いた。今回はそのメンバーに山子の細君を加え、五人で房総半島に遊んだ。当初は二台の車に分譲していくつもりだったが、松子の発案で、彼の車に五人乗っていこうということになった。多少狭苦しいが、一緒に行動したほうが楽しいだろうという配慮からだ。

例の豊穣たる熟女たちと二ケ月振りに会った。小川町の駅で待ち合わせ、淡路町交差点近くにある中華料理屋王府酒家に入る。このメンバーで中華料理を食うのは初めてのことだ。

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にんにくが健康によいことは、別稿で述べたとおりだ。成分のうち硫化水素が血流をよくするほか、がんの発生を抑制する物質も豊富に含まれている。健康志向の人にとっては、究極の健康食品といえるものだが、その強烈な匂いを敬遠して、食べるのをためらう人が多い。ところが黒にんにく Black Garlic(上の写真:AP提供)は、匂いをほとんど感じさせず、しかもにんにくの利点が濃縮されている。そんなところから俄然、世界中のグルメファンから熱い注目を浴びるようになった。

日頃懇意にしている老人と久しぶりに飲んだ。場所は江東区内のさる赤提灯。老人行きつけの店らしく、席に着くやおかみが出てきて、懐かしそうな顔をしながら酌をしてくれる。このおかみに向かって、老人は盛んに冗談をいう。なかには卑猥な言葉も出てくるが、おかみは一向意に介しない様子だ。そのさまがなかなか良い。

先日例の豊穣たる熟女たちと乾杯した際、これを最後と思わずにまた合いましょうと語り合ったことについては、先稿で述べたとおりだ。思っていたより早く、それが実現した。秋葉原で会って、四人で飲みに行きましょうということになったのだ。

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草津へ最後に来たのは30台はじめの頃だったから、もうふた昔以上も前のことになる。筆者が幹事役を勤めた職場旅行で、温泉に一泊した後、翌日は白根山に上り、鬼押出を経て軽井沢へ下りたことを覚えている。しかし肝心の草津温泉についてはあまり印象がない。

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山、落、松の諸子と、今年は草津にドライブ旅行をした、運転はいつもどおり松子、しかも宿の手配から見物先まで彼が世話してくれた。

例の熟女たちと秋葉原駅前の居酒屋に入った。彼女らと飲むのは、気兼ねがいらず楽しいことなので、これまで機会を設けては幾度となくやってきたが、これが最後になるかもしれないと思いながら。というのも、筆者は今月限り、つまり明日限りで職場を去らねばならなくなったからだ。

深川森下町の大衆酒場「魚三」は安くてうまいことで定評がある。店は午後四時に開店するが、その前から客が並んでいて、開店即満員といった繁昌ぶりだ。門前仲町にも同じ名の店があって、そこも同様の繁昌ぶりだが、聞くところによると、両者は兄弟店らしい。

羽田の仲間と久しぶりに会った。場所は神田淡路町にあるイタリア料理店ラ・コモディタ。筆者の勤め先とはそう離れていないので、黄昏時の街並を眺めながら、ゆっくり歩いて出かけた。

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