旅とグルメ


大内宿を歩く

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今年の七月に筆者が定年退職するのを記念して、職場の連中が送別旅行を催してくれた。マイクロバスのレンタカーを借り、一泊二日で会津方面へ行こうというのである。計画を煮詰めるに当って、幹事役が筆者に、寄りたいところがあればいえという。そこで筆者は迷うことなく、大内宿を歩いてみたいと答えた。

昨年暮れに発表されたミシュラン・ガイド東京版は、日本人の間で大フィーバーを巻き起こした。9万部用意した初版本が即日完売したというから、そのすさまじさがわかるだろう。余熱は今も続き、NHKのテレビ番組をはじめ多くのメディアが、受賞した店とそこのシェフを、毎日のように紹介している。

平成十九年十二月十五日(土)昨年例の家鴨の諸君と利尻礼文へ旅行せし折、次は是非海外へいかばやなんどと話しあひしが、喧々囂々議論の末台湾へ二泊三日の小旅行をなすこととはなりぬ。台湾は地理歴史ともに日本に近し。衛生状態悪からず、食物も美味にして日本人の口にあふべし、されば国内旅行の感覚もて旅を楽しむを得べしといふがその理由なりき。

ニンニクが健康によいことは古くから知られている。あの古代ギリシャ人も、オリンピックの競技に先立ち、たらふくニンニクを食っていたということだ。ところが、ニンニクの何が健康によいのか、これまであまり明らかではなかった。

老いて猶仲が良く、気が置けない友達は何者にも代えがたいものだ。ましてそんな友達と小さな旅に出かけ、温泉につかり杯を酌み交わす、これほど幸福な時間があるだろうか。

先日NHKテレビが奥羽山地の一角に広がる和賀山塊の自然を紹介していた。日本一といわれるブナの巨樹や、ミズナラやクリの巨木など、日本の自然を彩る豊かな山林の映像を目にして、筆者は数年前に訪れた白神山地のブナの森を思い出し、懐かしい気分になった。

チョコレートといえば、大方の日本人にとっては、年に一度のバレンタインデーを彩る季節的な食べ物だろう。つい最近まで、子どもはいざ知らず、大人が年中チョコレートを食うことはなかった。それを裏付けるように、チョコレート業界の売り上げは、バレンタインデーに依存することが大きかったのだ。

日本人が馬肉を食うようになったのは何時の頃からだろうか。古い記録が見当たらないのでよくはわからないが、信州の伊那地方や会津など馬の産地では、400年程前から食っていたらしい。東京の庶民についていえば、明治以降馬肉を食う慣習が広まったようだ。明治時代の浅草界隈には、馬肉を売る店が何軒もあったという。

アツモリソウ(敦盛草)は、本州の亜高山地帯や寒冷地に自生するラン科の多年草である。野生のランの中では、一段と大きな花を咲かせ、野生ランの王者といわれている。しかしかえってそのことが徒となって盗掘が絶えず、いまでは絶滅が心配されるほどに減ってしまった。それ故、幻の花ともいわれている。

筆者には、学生時代から仲良くしている友人が何人かいて、そのうちの3人とは、毎年の秋、小旅行を楽しんできた。ドライブ好きな男がいるので、運転は彼に任せて、残りの3人は車の中でのんびりと過ごすのである。そんな我々が、去年、今年と2年続けて会津を旅した。昨年は、土湯に一泊して、福島から会津に回り、今年は、母成峠近くの中ノ沢温泉に一泊して会津盆地をドライブした。

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