動物写真・生命讃歌


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蜘蛛は、体積のうち脳みその占める割合が極めて高いことを、スミソニアン研究所のビル・エバーハルト(Bill Eberhard)氏の研究グループが突き止めた。とくに小型の蜘蛛ほど脳みその占める割合が高く、トビグモなどは体積の80パーセントにものぼるという。

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クモザルは中部から南部アメリカの熱帯林の中で生息する新世界猿である。同じ系統のホエザルより一回り小型で、体長は40センチ前後である。

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ホエザルはクモザルの仲間とともに、中米から南米の森林地帯に暮らしている。アフリカやアジアの猿に対して、新世界猿と呼ばれ、独自の進化を遂げたことを現すいくつかの特徴を持つ。そのもっとも顕著なものは、横に大きく広がった鼻と、小さな尻である。

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ワモンアザラシ(Ringed Seal:写真はナショナル・ジオグラフィック)は、北極海周辺に広く分布するアザラシだ。ゴマフアザラシの仲間で、灰色の肌に紋のような模様が点在することから、こう名付けられた。

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先日はロシアのロストーフ・ナ・ドヌーで行われた動物のファッションショーに無毛の猫スフィンクス・キャット(Sphynx Cat)が出場した時の様子を紹介したが、今回はブルガリアで同じようなショーが行われ、やはりスフィンクス・キャットが人気を集めた。

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上の写真(ナショナルジオグラフィック提供)は、コヨーテの気配に気づいてまさに逃げ出そうとしているオオツノヒツジの群れ。場所はアメリカ、ロッキー山地。

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写真(ナショナル・ジオグラフィック)は、ミナミゾウアザラシの子どもたちが遊んでいるところ。場所は南大西洋の亜南極圏の島英領サウスジョージア島。本格的な春を迎えると、ミナミゾウアザラシの母親は新しい繁殖相手を探して、乳離れしたばかりの子どもを置き去りにして去る。取り残された子どもたちは、それ以後は自力で生きていかなければならない。

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写真はヒョウアザラシ(Leopard Seal)の表情を真正面からとらえたもの。彼らは獰猛な性格の肉食獣で、人間に襲いかかることもあるが、時には愛想よく人間に近づいてきて、自分でつかまえたペンギンをプレゼントしてくれることもあるという。

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新種の猛禽型恐竜(Raptor Dinosaur)の化石がアメリカ・ユタ州の白亜紀後期の地層の中から発見された。タロス・サンプソニ(Talos sampsoni)と名付けられたこの恐竜は、7600万年前の北アメリカに生きていたと推測される。当時の北アメリカは、浅い内陸水路によって、西の「ララミディア」と東の「アパラチア」という二つの部分に分断されていたと考えられている。

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キタホオジロテナガザル(Northern White-cheeked Crested Gibbon)は、中国南部からベトナム・ラオスにかけての高山地帯に生息している。中国ではすでに絶滅、ベトナム・ラオスでも絶滅寸前とされていたが、このたびベトナム北部のプーマット国立公園周辺で、130集団、450体あまりの個体が確認された。

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上の写真(CNNから)は木の上で居眠りしているヘラジカ。実はこのヘラジカ、発酵したリンゴを食べて酔っ払ってしまったのだ。

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この写真(ロイター)に写っている梅干のようにしわくちゃな顔の生き物を見て、あなたは何を連想されるだろうか。これはロシアの都市ロストフ・ナ・ドヌー(Ростов-на-Дону)で開催された猫のファッションショーに出ている猫ちゃんなのである。

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哺乳類のうち胎盤で子どもを育てる有胎盤類を真獣類ともいう。これは有袋類の祖先に当たる後獣類から分かれたが、その時期がいつかについては、今まで漠然としていた。

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1970年代に発見されたイヌ科と見られる動物の化石は、3万3千年前の犬のものだった。こんな事実を、ロシア科学アカデミーのヤーロスラフ・クージミン(Ярослав Кузьмин)氏が発表した。

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上の写真(ナショナル・ジオグラフィック)は、インドネシアのブキ・バリサン・セラタン国立公園に生息するブタオザル(Pig-tailed macaque)2008~10年の熱帯7カ国調査で設置された420台のカメラトラップ(自動撮影装置)のうちの1台がその姿をとらえた。

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先稿「人イヌにあう」の中で、犬の祖先は狼から分かれた蓋然性が高いこと、犬の家畜化は一番古く見積もっても1万7000年前のことらしいと述べた。その後の研究で、犬の祖先は狼に間違いないこと、その家畜化は2万6000年前に遡ることが分かってきた。

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オオアナコンダ(Green Anaconda)は地上最大のヘビ。写真に写っているのは、これまで目撃されたなかで最も大きな個体で、体長は8.8メートル、体重は227キロ、胴回りは30センチというから、それこそ恐竜なみの大きさだ。

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ホッキョクグマを観察しているグループが今年、687キロという気の遠くなるような距離を、休みなく泳いだホッキョクグマのことをつきとめた。このホッキョクグマは母親で、観察の当初は子どもを連れていたが、泳ぎ終えた9日後には子供の姿はなく、母親自身も体重を22パーセントも減らせていた。

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上の写真は人間に襲い掛かるヒョウを捕らえたもの。飛び掛かられた人は、大怪我はしたらしいが、幸い命に別状はなかった。それにしても、身の毛のよだつような恐ろしいシーンだ。

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1924年に目撃されて以来姿を消し、絶滅したのではと思われていたボルネオ虹蛙(Bornean rainbow toad 上の写真:Indraneil Das /CI)が、ボルネオの高山地帯ペンリッセン山地の森の中で再発見された。

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