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日々雑感




2008年11月27日

メキシコ空港の日本人ホームレス

輸出立国日本がまた一つ妙なものを輸出したというので、ちょっとした反響を呼んでいるそうだ。その品目というのがふるっている。生身の人間、しかもホームレスだというのだ。

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2008年11月28日

おせち料理に吹き寄せる不景気の風

正月をすぐ近くに控え、デパートやスーパーではおせち料理の商戦が熱気を帯びてきたようだ。一流の料亭による凝った重箱やら、スーパー自社ブランドの手頃な価格のものやら、豊富な品揃えで消費者の食欲と美意識に訴え、財布の紐を緩めさせようと、みなさん躍起だ。

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2008年11月29日

野宿の思い出

先日NHKのテレビ番組が、野宿が好きだという変わった女性を紹介していた。この女性は27歳の若さだが、数年前から野宿の楽しみに取り付かれ、寝袋を担いでどこへでも出かけていっては、気に入った場所を選んで寝るのだそうだ。河川敷に寝たり、野っ原に寝たりするほか、天気の良くないときには建物の軒先を借りて寝るという。最近では同好の人々もでき、原っぱに寝袋を並べて寝るようにもなった。

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2008年12月 3日

心筋梗塞で死んだ男

人間というものはごくあっさりと死ぬこともあるものだ。筆者は最近心筋梗塞で突然倒れた男が、そのまま静かに死んでいった事態を目のあたりにして、人間の命のはかなさに感じ入るとともに、自分も死ぬのなら、こんな風に穏やかに死んでいきたいと、なかばうらやましく思ったことがあった。

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2008年12月 4日

女が男の股引をはく時

筆者の今の職場は総勢50人ばかりの世帯、構成員の殆どは女性である。それも年配の女性、いわゆる熟女が多い。直前に勤めていたところは300人近い従業員の全部が男だったから、えらい様変わりといえる。

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2008年12月 9日

介護ロボットの世話で物忘れを是正できる?

介護の現場において、ロボットの果たす役割がこれまで以上に多彩になってきそうだ。ただに身体的な面の介護にとどまらず、認知障害のような精神作用にかかわる介護も日程に上ってきたらしい。まだまだ人間のヘルパー並というわけにはいかぬが、主人の基本的な行動パターンを覚えこんで、それから逸脱するような行為に対し警告を発するくらいのことはできるまでになったそうだ。

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2008年12月16日

アサギマダラ(浅葱斑):旅する蝶

1980年代に、台湾や沖縄諸島から本州へ渡り飛ぶ蝶のいることが確認されて、大きな話題となったことがあった。アサギマダラという大型の蝶で、もともと本州でも確認されていたものだが、それが1000キロ以上もの距離を飛んで、南西諸島から本州へと渡っていることは意外な発見だった。

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2008年12月31日

今年一年を振り返る

普段日記をつけている人は大体、大晦日の記事には、その年一年間の出来事を振り返らせるものだろう。それは世界や日本の出来事であったり、また自分自身にかかわる節目の出来事だったりするだろう。あの荷風散人も、毎年大晦日には決まって一年間を振り返り、それを自分なりに総括して、時には反省めいた言葉を添えていたものだ。

その例に従って、筆者も今年一年を振り返ってみよう。

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2009年1月 1日

新年を迎えて

今年2009年の元旦は、朝からからりと晴れ渡った空が、新年の門出を清々しく飾ってくれた。多少風は吹いていたが、まあまあの日和だった。今年一年が、このように順調に進むことを願わずにはいられない。

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2009年1月10日

雨中の新年会:飯田橋京町屋に会す

気の置けない人びとと一堂に会し、杯を酌み交わしながら清談に耽る、これほど人生に色を添えてくれるものはない。この日もそんな人びとと一夜を共にする機会に恵まれた。先日羽田でアナゴ料理を食った仲間だ。

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2009年1月17日

ハドソン川不時着事故はバード・ストライクが原因

昨日(1月16日)、ニューヨークのラガーディア空港を飛び立った旅客機がエンジン・トラブルを起こし、ハドソン川に不時着するという事故が起きた。飛行機には合せて155人が乗っており、一歩間違えば大惨事になったところを、全員救出されたという。

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2009年1月20日

アンドリュー・ワイエス Andrew Wyeth:モダニズムの異端


アンドリュー・ワイエス Andrew Wyeth といえば、まるで写真のようにリアルなタッチの絵を描き続けた画家だ。それも水彩絵具やテンペラといった、現代アートではマイナーな画材を用いた。その世界は風景にしろ、人物にしろ、どこか郷愁を誘うようなところがある。日本人にとってもなじみの深い画家だ。この年末年始には渋谷の文化村で展示会が開かれていたから、見に行った人も多いことだろう。

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2009年1月22日

船橋の赤提灯:加賀屋に飲む

昨夜は少年時代からの友人と久しぶりに会って一杯やった。場所は船橋の繁華街の中の小さな路地に面した加賀屋という赤提灯である。過去に何度かひとりで入ったことがあり、その度に居心地の良さを感じたので、自分の分身のような気の置けない男と二人で飲むには、ちょうどよい空間だろうと思って、この店を選んだ次第だ。

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2009年2月 2日

ミシュランの日本版旅行ガイド:三ツ星は高野山など17

世界中のレストランに星をつけて格付けすることで知られるミシュランのガイドブックが、東京のレストランを高く評価して世界中に紹介したのは昨年のことだったが、今度は日本全国の観光地の中から、外国人が訪れたくなるような場所を選んで格付けし、ギド・ヴェール日本観光版として、今年3月に発表するそうだ。

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豊穣たる熟女たちと秋葉原車力に憩う

先稿では筆者の職場の魅力ある女性たちを讃えて「豊穣たる熟女たち」と呼んだ。その彼女たちと遅ればせながらの新年会をかねて、秋葉原の和食屋車力で小宴を催した。総武線の高架沿いにある小さな店である。これまでは縄暖簾のようなところでばかりで飲んでいたので、たまには洒落た店でやろうと思ったのである。

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2009年2月11日

上野池之端の鰻料理屋伊豆栄に集う

学生時代から仲の良い友人3人と久しぶりに会い、上野池之端の鰻料理屋伊豆栄に懇談した。もともと新年会のつもりだったのを、滅茶苦茶に多忙な男がいて、1月をやり過ごしてしまったが、まあ暦の上では立春を過ぎたばかりだから、別の意味で新年会といえなくもない。

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2009年2月17日

パソコンのリカバリー

パソコンのリカバリーを初めてやってみた。リカバリーというのは、パソコンがウィルスに感染するなどして、まともに動かなくなった事態を前に、パソコンにインストールされているプログラムや情報をすべて消去して、OSのソフトを再入力し、買ったときの状態に引き戻すことを言う。こうすることで、機能していない機械に、もう一度活躍の機会を与えるという意味がある。

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2009年2月21日

山田伸顕著「日本のモノづくりイノベーション」を読んで

東京の大田区といえば、機械金属産業関連の中小零細企業が集積しているところとして知られている。中小零細企業といっても侮ってはいけない。これらの企業は高度な技術と熟練を武器に、世界に冠たる日本のものづくりを、産後基盤の面で支えてきたのである。これらの企業の努力がなかったら、経済先進国としての日本の今日はなかったといってもよい。

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2009年2月23日

あひるたちとの愉快な宴会

筆者には「あひるの会」と称する愉快な仲間がある。その連中と久しぶりに田町の「道灌かがり」という店に集まり、小宴を催した。メンバーの大部分が集まるのは、一昨年の暮れに台湾へ旅行して以来である。今回はメスのあひるが2羽、オスのあひるが7羽、計9羽集まった。

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2009年2月28日

気の合った連中と飲む:浅草今半にて

勤め人であれば、気の合わない連中とも付き合わねばならぬし、時にはまずい酒も飲まねばならない。だから定年を迎えて遠慮のいらない立場になると、そういうまずい付き合い酒は一切避けて、ほんとに気の会った連中ばかりと飲むようになる。

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