6匹のハツカネズミ Six little mice sat down to spin (マザーグースの歌:壺齋散人訳)
6匹のハツカネズミが糸紡ぎ
そこにネコさんが通りがかりました
“なにをなさってるの 紳士方”
“紳士の背広を仕立ててるのさ”
“わたしもお手伝いをして 糸切りをしましょうか”
“ご遠慮しますネコさん 頭をかじり切られてはいやですから”
“そんなことはありません 是非手伝わせてちょうだいな”
“かもしれませんけれどネコさん 近寄らないでくださいな”
ネズミと猫の愉快なやりとりを歌った歌です。壁ごしにいる猫は、壁にあいた穴の奥をのぞいてネズミに語りかけています。猫は糸をかじるふりをして、ネズミの頭をかじろうと目論見ますが、ネズミはだまされません。壁があるおかげで、ネズミたちは安心して糸をつむぎます。
Six little mice sat down to spin – Mother Goose Nursery Rhymes
Six little mice sat down to spin;
Pussy passed by and she peeped in;
"What are you doing, my little men?"
"Weaving coats for gentlemen."
"Shall I come in and cut off your threads?"
"No, no, Mistress Pussy, you'd bite off our heads."
"Oh, no, I'll not; I'll help you to spin."
"That may be so, but you don't come in!"
関連リンク: マザーグースの歌
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