テンジクネズミ A little guinea-pig (マザーグースの歌:壺齋散人訳)
ちっぽけなテンジクネズミがおりました
小さな体は大きくはありません
歩くときには足を動かし
決して急ぐことはありませんでした
ある場所から逃げるときには
その場所にとどまっていることはありません
そして走っているときには
決して立ち止まることはありません
時たまキーキー啼きながら動き回ります
啼いている時には静かではありません
ネコに教わったわけではありませんが
ネズミと野鼠の区別は知っています
あるとき これは確かな話
罠にはまって死んでしまいました
これも確かな話ですが
それ以来生きてはいないということです
テンジクネズミはネズミに似た野生の動物です。モルモットは仲間の一員です。英語で「豚」のように表現されているのは、身体がずんぐりむっくりしているからでしょう。土地によってはテンジクネズミを食べる人たちもいます。
この歌はテンジクネズミを主人公にしていますが、別にテンジクネズミでなくともよかったようですね。
There was a little guinea-pig – Mother Goose Nursery Rhymes
There was a little guinea-pig,
Who, being little, was not big;
He always walked upon his feet,
And never fasted when he eat.
When from a place he run away,
He never at the place did stay;
And while he run, as I am told,
He ne'er stood still for young or old.
He often squeaked, and sometimes violent,
And when he squeaked he ne'er was silent.
Though ne'er instructed by a cat,
He knew a mouse was not a rat.
One day, as I am certified,
He took a whim and fairly died;
And as I am told by men of sense,
He never has been living since.
関連リンク: マザーグースの歌
コメントする