フランス民謡から「いじわるな 鐘撞さん」Le maudit carillonneur(壺齋散人による歌詞の日本語訳)
いじわるな 鐘撞さん
わたしをじらすのが楽しいの?
朝早くから鐘に
しがみついて
夕方にも
強く鳴らす
いつになったらやめて
くれるの?
鐘の音が嫌いな子供の歌です。この子はなぜ、鐘の音が嫌いなのでしょう。鐘の音が鳴るとすぐにベッドから起きなければならないし、夕方の鐘の音は早くベッドに入れという合図だからです。ほんとはもっと寝ていたいし、もっと夜遅くまで起きていたいのです。
Le maudit carillonneur
Maudit sois-tu, carillonneur,
Toi qui naquis pour mon malheur !
Dès le point du jour à la cloche
Il s'accroche
Et le soir encor'
Carillonne plus fort
Quand sonnera-t-on la mort
Du sonneur ?
関連サイト: フランス民謡の世界
時々教会の礼拝の当番で鐘を鳴らす事があります。 所謂寺院の沢山のベルがあるのとは違い、一個だけですが、結構大変で、太い綱にぶる下がる感じで引っ張るとやっと音が出でます。 する度に 「ノートルダムのせむし男」 を思い出します。 やはり、これは男性の仕事ですね。 主人の数代前の祖先の関係の一人がCarillonneur (但しフランスでなく、英国)だったと聞いた事があります。
ベル.リンガー(ハンドベル演奏)はあのCarillonから出たものらしいですね。 いちいち鐘楼の鐘を使って音合わせとか練習をしたら、町中がうるさくて迷惑を受けますから。 そんな事がベル.リンガーのコンサートのパンフレットに書いてありました。