地球から40光年という比較的近い場所に、またひとつ興味ある惑星が見つかった。最大の特徴は表面の大部分が水に覆われているということだ。地上の望遠鏡をベースにしたプロジェクト MEarth が発見したもので、GJ1214b と名づけられた。
この惑星は半径が地球の2.7倍、質量は6.5倍ある。表面積の四分の三が水で覆われ、中核は鉄とニッケルが大部分を占める。大気の成分は水素とヘリウムとで作られ、親星の光を通さないほど濃密だと考えられている。
表面の温度は非常に高く、摂氏120乃至280度もある。したがって生命を育むような条件にはない。
この惑星はSuper Earth と分類された。地球より10倍以内の大きさの惑星をSuper Earth というが、発見されだしたのはつい最近になってからだ。それまでは木星のような、ガスでできた巨大な惑星ばかりが見つかっていた。
地球と同じような大きさで、しかも表面の大部分が水に覆われた惑星が見つかったことは、今後の研究に大きなはずみとなるだろう。(上の写真はナショナルジオグラフィック提供)
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