上の写真(NASA/AP提供)はNASAのWISEミッションが合成したアンドロメダ銀河 Andromeda Galaxy のイメージ。探査衛生が送ってくる赤外線映像をもとに作成したものだ。アンドロメダ銀河の構造が一段とよくわかるようになっている。
アンドロメダ銀河は、宇宙空間にそれこそ無数に存在する銀河のなかで我々の天の川銀河に最も近い銀河だ。ほかの30ほどの小銀河とあわせて、ひとつの家族集団のようなものをつくっており、いわば我々とは兄弟の関係にある。
アンドロメダ座は秋から冬にかけて見られる星座だが、この銀河はその一角にみえるところからアンドロメダ銀河、あるいはアンドロメダ星雲などと呼ばれてきた。月のない夜なら肉眼でも見える。
地球からは250万光年の距離がある。渦巻状の形態をしており、我々の銀河よりも規模が大きい。そこに含まれる星の数は1兆とも言われている。これに対して天の川銀河にある星は2000億―4000億程度だ。
写真の中で青く見える部分が古い星が集まっているところ、黄色あるいはピンクに見える部分は比較的新しくできたところだ。
ところでアンドロメダ銀河はすさまじい速度で天の川銀河に接近しているそうだ。だからいづれは天の川と衝突して、巨大な銀河に生まれ変わると予測されている。もっともその事態が起きるのは45億年先になるというから、いまから騒ぐ必要性は薄いといえる。
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