上の写真(NASA提供)は爆発する太陽の紅炎を映し出したもの。4月18日に宇宙衛星 STEREO が撮影した。画面左上に、コロナ層を突き破って宇宙空間にまでつきあがる紅炎の様子が映し出されている。
この写真ではよくわからぬが、NASAが公開したヴィデオの映像でみると、紅炎の長さは太陽の半径に相当する巨大なものだった。
紅炎とは太陽の大気圏の下層にある彩雲が、磁力線にそって上層のコロナ圏に突き出たものである。頻繁に見られる現象だが、今回のように大きなものは、観測史上初めてだという。
爆発はわずか数時間の出来事だったが、タイミングよくSTEREO がその様子の全貌を捉えていた。
コメントする