太陽系によく似た天体が見つかったそうだ。HD10180 と名づけられたこの天体は、太陽系から100光年離れたところにあり、南半球から観測することが出来る。観測によれば七つの惑星を持ち、そのうちのひとつは地球とほぼ同じ大きさだという。(上の写真はそのイメージ:AP提供)
これまでに太陽系の外部に発見された惑星は450ほどに上るが、そのほとんどは太陽系の惑星とはあまり似ておらず、生物が生息する可能性もほとんどないといってよかった。親星との関係で言えば、惑星の数はひとつか二つ、多くてもせいぜい三つどまり、それも巨大なガスの塊といったものが大部分だった。
この天体のように、七つもの惑星を持ち、そのうちのひとつが地球とほぼ同じサイズというような条件の天体は始めての発見だ。仔細に観測すれば、太陽系との相違点が目立ってくるだろうが、大事なことは、このような天体が他にも沢山存在する可能性があることであり、その中には更に太陽系に近い条件の天体があるかもしれないということだ。
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