カナダの10歳の少女が超新星を発見したそうだ。この少女はニュー・ブランズウィック州に住むキャサリン・オーロラ・グレイさん、日頃星を観察することが好きな天文学者の卵だ。今回は知り合いが撮影した天体写真を、父親とともにチェックしているうち、この発見をしたのだという。
この超新星は、北極座の隣に位置するキリン座にあった。キリン座というのは、北半球では一年中見られるが、明るい星がないので、目立たない。星座として認知されたのも17世紀と、比較的新しいから、神話らしいものもない。
暗い星座の一角に、突然明るい天体が出現したというので、キャサリンさんにもすぐわかったらしい。キャサリンさんのほかにも、アメリカ人の天文愛好家二人が、この超新星を認めている。
なおこの超新星は、SN201Itと命名された。(上の写真はキリン座:AFP提供)
関連記事:
極超新星爆発の謎
宇宙の驚くべき実像:銀河爆発の可能性
星の揺籠 W5:新星誕生の現場
巨大な磁場を持つ中性子星 Magnetar
ブラック・ホールの誕生 SN1979C
ブラックホールは別の宇宙への扉?
天空に輝く赤いリング:超新星の残骸
コメントする