現在の世界人口は69億人、今年(2011)の早い時期には70億人を突破するとみられる。
1961年に世界人口は30億人だった。それがわずか50年で倍以上になるわけだ。ちなみに、1802年には10億人だった、それが倍の20億人になったのは1927年、120年以上かかっている。それ以後の人口増加はまさに加速度的だ。この分だと、今世紀の半ばには、地球上の人間の数は、百数十億に達するだろう。
人口が加速度的に増えている要因は、文明の恩沢が地球上にくまなく及ぶようになったことだろう。まだまだ問題がないわけではないが、医療技術が普及して死亡率が低くなったり、食料の供給が人口の増大を支えるほどにうまくいったからだろう。
増えた人口の大部分は、都市部が吸収している。それにともなって世界中に巨大都市が生まれている。千万人以上の人びとが住む大都市は、1975年には三つに過ぎなかったが、現在では21もある。その大部分は発展途上国の都市だ。(上の写真はインドのカルカッタ:ナショナル・ジオグラフィック)
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