北朝鮮の政府肝いりのウェブサイト「ウリミンゾッキリ」(わが民族同士)に、金正日父子を露骨にあざけった漫画がアップロードされた。(上の写真)
「中国なしでは国の自主性も守れないもの乞い外交」という文章が読み取れ、中国の皇帝を前に金正日父子がひれ伏しているところが描かれている。
これと並んで、同サイトのツィッター欄にも、「わが人民の敵金正日逆徒と息子金正恩を追い出し新しい世の中を作ろう!」など、北朝鮮の語り口をまねた露骨な内容の記事が書き込まれた。
これに気づいた北朝鮮側は、即座に当該の書き込みを削除したが、すでにそれらのコピーはネット上に出回り、手の付けられない状態になっている。先日の尖閣問題のビデオや、ウィキリークスの記事同様、ネットの威力を改めて知らしめたというわけだ。
この「事件」については、韓国のインターネット掲示板サイト:DCインサイドの「延坪島(ヨンピョンド)北朝鮮挑発ギャラリー」のユーザーを名乗るものが、自分たちがハッキングしたと表明している。
ともあれ北朝鮮側の驚きは相当なものだったろう。何しろ事件が起きた1月8日は、金正日の息子正恩の誕生日だったからだ。
この不手際の責任を追及する動きがすでに始まっているとの情報もある。
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