ビッグバンから10億年ほど経過した初期の宇宙には、3000万のブラックホールが存在した。こんな仮設を、米イェール大学の研究チームが発表した。
ブラックホールは超新星爆発によって生まれるというのが、これまでの中心的な説だった。ところがこれ以外に、ほとんどの銀河が中心部に巨大質量のブラックホールを持っていることがだんだん明らかになってきた。
イェール大学のチームは、所期の宇宙に誕生したと思われる銀河について、それぞれがブラックホールを持っているかどうか観察した。その結果、初期の宇宙には存在したブラックホールが3000もの数に上ることを見出した。
銀河とブラックホールのどちらが先に形成されたかについては、いまのところ明らかではない。しかし両者が非常に密接な関係にあることは間違いないようだ。(映像はNASAから)
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