キンギョソウ(金魚草):水彩で描く折々の花(壺齋散人画)

キンギョソウは春から初夏にかけて、小さな花をぶどうの房のように沢山咲かせる。一つ一つの花は、金魚が泳いでいるような、ゆらゆらとしたイメージを与えることからこの名がついたとも、また金魚のおちょぼ口を思わせるからこう名付けられたともいわれる。英語では Snapdragon という。こちらは虫を飲み込むようなイメージがドラゴンを思い起こさせるのだと説明されている。
矮性で地を這うタイプと茎立ちするタイプがある。前者は花壇を飾るのに適し、後者は切花に適している。絵にあるものは、筆者の家の花壇で育てた矮性のキンギョソウである。
色彩は豊富で、白のほか暖色系のほとんどの色相をカバーし、斑入りのものもある。また最近は形にも変化のあるものが現れてきた。
花言葉は、予知とか推測があてられている。宙を舞う姿が未来を予感させるからだろうか。
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