ノースポール:水彩で描く折々の花(壺齋散人画)

ノースポールはキク科の一年草である。ヨーロッパの原産で、欧米圏ではマーガレットやデージーと並んで菊の花を代表するものだ。日本の菊は大輪で、一厘づつ見事な花を咲かせるが、欧米ではこのように小ぶりで密集して咲く菊が主流である。外見は日本のハルジオンによく似ている。ハルジオン同様雑草のようなたくましさを持っている。
春先から6月頃まで長い間咲き続ける。花持ちがよいので、花壇に寄せ植えてもよく、また鉢植えにしても長く楽しめる。
ノースポールの名は、その透き通るような白さが北極の雪をイメージさせることからついたものだろう。また花言葉は誠実や清潔であるが、これも白い花姿から連想されたものであろう。
絵は筆者の家で育てた鉢植えのノースポールを描いたものだ。
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