ナスタチウム:水彩で描く折々の花(壺齋散人訳)

ナスタチウムは、和名をキンレンカ(金蓮花)という。葉が蓮に似ていることからそう名付けられた。金を冠しているのは、原種が黄色の花を咲かせるからだろう。またノウゼンハレン(凌霄葉蓮)とも称される。ノウゼンカズラに似ているからということらしい。
五月の終わり頃から咲き始め、秋まで咲き続ける。絵にあるとおり細長い茎の先に5枚の花弁をもった花を咲かす。花も、また葉っぱも食用になる。筆者は食ったことがないが、クレソンのような苦味があるということだ。
花言葉には、愛国心とか勝利とか、勇ましいものが多い。この花のどんなところがそんなイメージを呼び起こすのか、筆者にはよくわからない。
この絵は筆者の家の鉢植えのものを描いた。同じ鉢に、名は失念したが小紫色の小さな花も寄せ植えにして、家内が育てているものだ。
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