オステオスペルマム:水彩で描く折々の花

オステオスペルマムは別名をアフリカンデージーというように、南アフリカ原産の、キク科の多年草である。オステオスペルマムという名前自体は、osteo (骨)と spermum(精子)を組み合わせたものだが、この花のどこがそんなイメージを呼び起こすのか、筆者にはわからない。
アフリカ原産にかかわらず、耐寒性は比較的強い。それでも零度前後の寒さには耐えきれないようだ。
最近は様々な色合いのものが出回っていて、洋菊の仲間としては、ガーベラと並んで人気が高い。
多年草の花であることから、初夏から秋にかけて咲き続ける。花弁が朝開き、夕べには閉じるという習性を持っている。鉢から盛り上がるように咲きそろった花は、まさに華やかな印象だ。
花言葉には富とか健康といったものがある。華やかでかつ伸びやかな花のイメージが、豊かさを連想させるのだろう。
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