接吻しあっているのはゾウアザラシの子どもたち。恐らく兄弟と思われるこの二頭は、親に捨てられたところを人間に保護されたという。ゾウアザラシの子どもはホオジロザメの大好物というから、そのままだったら今頃は食われていたかもしれない。
保護したのはカリフォルニアの海洋ほ乳類センターのヴォランティア、マリー・デステファニス(Marie Destefanis)さん。かなり弱っていたというが、リハビリの結果順調に回復し、もとの海に戻っていったそうだ。
彼等がホオジロザメの攻撃をかわして無事に大人になれば、オスの場合には3.8メートルもの巨体になる。そして多くのメスを集めて一大ハーレムを形成し、ひとシーズンで50頭ものメスを妊娠させることができるだろう。(写真はナショナル・ジオグラフィックから)
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