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英詩のリズム




あなたのキスが怖い I Fear Thy Kisses :シェリー

パーシー・B・シェリーの詩「あなたのキスがこわい」 I Fear Thy Kisses を読む。(壺齋散人訳)

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2008年3月 9日

プロセルピナの歌 Song of Proserpine :シェリー

パーシー・シェリーの詩「プロセルピナの歌」Song of Proserpine を読む。(壺齋散人訳)

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アポロの讃歌 Hymn of Apollo :シェリー

パーシー・シェリーの詩「アポロの讃歌」 Hymn of Apollo を読む。(壺齋散人訳)

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2008年3月16日

月 The Moon :シェリー

パーシー・シェリーの詩「月」 The Moon を読む。(壺齋散人訳)

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おやすみ Good-Night :シェリー

パーシー・シェリーの詩「おやすみ」 Good-Night を読む。Good-Night (壺齋散人訳)

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2008年3月23日

アドネイス Adonais :シェリー

1821年2月、ジョン・キーツがローマで客死したことを知ったシェリーは大いに嘆き、その年の春、キーツの死を悼む長大な挽歌を書いた。「アドネイス」である。「解き放たれたプロメテウス」と並んでシェリーの最高傑作に数えられる。イギリス文学史上もっとも優れた挽歌とされる作品でもある。

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嘆きの歌 A Lament :シェリー

パーシー・シェリーの詩「嘆きの歌」 A Lament を読む。(壺齋散人訳)

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2008年3月30日

汚された言葉 One Word is Too Often Profaned :シェリー

汚された言葉 One Word is Too Often Profaned (パーシー・シェリーの詩:壺齋散人訳)

  あまりに汚されてしまったために
  もはや汚しようのない言葉がある
  あまりにも侮られているために
  これ以上侮りえない言葉がある
  希望は絶望と紙一重だから
  そには制御しえないものがある
  でもあなたからの愛は
  何にもまして尊いもの

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ランプが砕けると When the Lamp is Shattered :シェリー

ランプが砕けると When the Lamp is Shattered (パーシー・シェリーの詩:壺齋散人訳)

  ランプが砕けると
  明かりは塵にまみれて消える
  雲が飛び散ると
  虹はきれいな形を失う
  リュートが毀れると
  美しい音色は戻らない
  愛が言葉でいわれると
  中身はすぐに忘れ去られる

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2008年4月 7日

愛の歌 Music, when soft voices die :シェリー

愛の歌 Music, when soft voices die :パーシー・シェリー(壺齋散人訳)

  音楽は、やさしい音が消えた後も
  思い出の中に震えている
  匂いは、スミレの花が萎れた後も
  感覚の中に生きている

  葉は、バラがしなびてしまった後も
  愛する人のベッドを飾る
  思いは、あなたが死んでしまった後も
  愛の余韻となってただよう

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ひとりぼっちの小鳥 A widow bird :シェリー

ひとりぼっちの小鳥 A widow bird sate mourning for her Love:パーシー・シェリー(壺齋散人訳)

  ひとりぼっちの小鳥が冬の枝の上で
  夫をなくした嘆きを歌った
  木の上には冷たい風が忍び寄り
  木の下では小川が凍る

  裸の木には一枚の葉もなく
  地上には一輪の花もない
  あたりはひっそりと静まりかえり
  聞こえてくるのは水車の音だけ

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2008年4月14日

ジョン・キーツ John Keats :生涯と作品

ジョン・キーツ John Keats(1795-1821) は、パーシー・ビッシュ・シェリーと並んで、イギリス・ロマンティシズムの盛期を飾る詩人であり、その後のイギリスの詩に及ぼした影響は非常に大きなものがある。年上の友人でもあったシェリーと先輩格のリー・ハントが、ともにリベラリズムの信念から政治的な傾向を見せたのに対し、キーツは自然や人間の美を大事にし、美を歌うことこそが詩人の使命だと考えていた。こうした彼の態度が、作品に透明な輝きをもたらし、珠玉のように美しい詩を生み出させたのである。

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チャップマンのホメロスを一読して:キーツ

ジョン・キーツのソネット「チャップマンのホメロスを一読して」 On First Looking Into Chapman's Homer を読む。(壺齋散人訳)

  いくたびか私は黄金の領域を旅し
  あまたの良き国や王国を訪ねたことか
  吟遊詩人がアポロのために治めている
  多くの西海の島々にも滞在した

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キリギリスとコオロギ On The Grasshopper And Cricket :キーツ

ジョン・キーツの詩「キリギリスとコオロギ」 On The Grasshopper And Cricketを読む。(壺齋散人訳)

  地面の詩人は決して死なない
  鳥たちが灼熱の太陽に消え入り
  涼しい木陰に隠れるときにも その声は
  牧場のあたりを 垣根から垣根へと鳴り渡る

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2008年4月21日

エンディミオン Endymion :ジョン・キーツ

エンディミオン Endymion はギリシャ神話に現れるうら若き牧童である。余りにも美しいので、月の女神セレネに愛された。セレネはエンディミオンが人間として寿命があることを悲しみ、ゼウスに永遠の生を与えてくれるように願った。ゼウスはその願いをかなえてやったが、それは永遠の眠りにつく姿としてであった。

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12月のわびしい夜 In drear-nighted December :キーツ

ジョン・キーツの詩「12月のわびしい夜」 In drear-nighted December を読む。(壺齋散人訳)

  12月のわびしい夜でも
  幸せそうでいられる木は
  盛りの頃の枝振りを
  覚えているわけではないけれど
  ぴゅーぴゅーと吹き渡る
  北風に裸にされることもなく
  凍てつくような寒さでさえも
  芽生えを妨げることは出来ぬ

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2008年4月28日

デヴォンのお嬢さん Where be ye going:キーツ

ジョン・キーツの詩「デヴォンのお嬢さん」 Where be ye going, you Devon maid? を読む。(壺齋散人訳)

  どこへ行くの デヴォンのお嬢さん?
  あなたのバスケットに入ってるのは何?
  ぷちっと可愛く 牧場からやってきたあなた
  わたしにクリームを少しわけておくれ

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愛していますとあなたはいう You say you love :キーツ

ジョン・キーツの詩「愛していますとあなたはいう」 You say you love を読む。(壺齋散人訳)

  愛していますとあなたはいう
  尼僧のようにか細い声で
  尼僧は鐘の音に合わせて
  夕べの祈りを歌っている
  真実の愛をわたしにおくれ!

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2008年5月 5日

美しいけれど無慈悲な乙女 La Belle Dame Sans Merci :キーツ

ジョン・キーツの詩「美しいけれど無慈悲な乙女」 La Belle Dame Sans Merciを読む。(壺齋散人訳)

  いかがなされた 鎧の騎士
  ひとり青ざめ さまよわれるとは?
  湖畔の草はことごとく枯れ
  鳥の声もせぬというのに

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ナイチンゲールに寄す Ode To A Nightingale :ジョン・キーツ

1819年は、ジョン・キーツにとって実り多き年であった。エンディミオンを通じて自分の詩風を確立したキーツは、その才能の限りを注ぎ込み、Great Odes と呼ばれる一連の美しい詩を作り出した。「ナイチンゲールに寄す」は、そのトップランナーとも称すべき作品である。

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