南天のホウオウ(フェニックス)座の方角に、我々の銀河系から57億光年離れた巨大銀河団が見つかって、フェニックス銀河団と名付けられた。この銀河団は我々の銀河が属する銀河団の1000倍もの質量をもち、年に740個もの恒星を生み出していることが分かった。
地球と宇宙の科学
NASAが打ち上げた火星探査機キュリオシティが、火星の表面に着陸し、そこで撮影した映像を地球に送ってきた。それを見ると、あまりにも地球に似ているため、科学者でなくても想像力を刺激される。
ブラックホールには銀河の中心に位置する超巨大ブラックホールと、恒星が一生を終えたときの超新星爆発によって生じる小規模ブラックホールの2種類があるとされてきたが、そのどちらとも異なる中間質量ブラックホールの存在が確認された、とNASAの研究チームが発表した。
欧州合同原子核研究機関(CERN)が6月4日にヒッグス粒子を発見したと発表した。CERNの二つの研究グループがヒッグス粒子の痕跡を見つけたと発表したのが昨年(2011)12月、その成果を詳細に追跡研究した結果、今回の発表につながったという。ただCERNは、発見の確率が99.9999パーセント以上だと強調しながらも、今後さらに制度を高め、ゆるぎないものにしたいといっているそうだ。
NHKスペシャル「宇宙の渚」シリーズ最終回は「46億年の旅人 流星」 宇宙飛行士古川さんが撮影した流星の映像300枚をもとに、流星発生のメカニズムを説明するかたわら、流星が地球に生命をもたらした可能性などについて、興味深い解説を行っていた。
NHKスペシャルの特集「メガクェイク」第三集が、「"大変動期"最悪のシナリオに備えろ」と題して、かなりショッキングな予測をしていた。あの3.11が引き金になって、日本は地震の大変動期に入ったのではないか、そのため関東にも巨大地震が発生する可能性が高まり、また富士山も大噴火するかもしれない、というのだ。
宇宙についての重要な情報や映像を地球に送り続けてくれたハッブル宇宙望遠鏡も、あと2年ほどで運用が終了する。その後の後継機については、2018年のジェームズ・ウェッブ望遠鏡の打ち上げまで予定がない。ところが、ハッブル望遠鏡級のものが、まだ2台残っていることがわかり、NASAや世界中の研究者たちを興奮させた。
この日(6月6日)金星が太陽面の前を横切る珍しい現象が見られるとあって期待していたが、あいにく朝から雨模様で、金星はおろか太陽の影さえ見えない。現象は7時過に始まり、午後1時ちょっと過ぎまで続くというが、正午を過ぎても晴れる気配がしない。そこですっかりあきらめて、トマトとスイートバジルのスパゲッティを作って昼飯を食っていたところ、午後1時ちょっと前になって、空が急に明るくなった。
写真(NASAから)はみずがめ座にある螺旋状の惑星状星雲 NGC7293。 NASAの紫外線宇宙望遠鏡GALEX(Galaxy Evolution Explorer)が観測したものだ。
NHKスペシャル「宇宙の渚」第二集は、「天空の女神 オーロラ」。宇宙飛行士の古川さんが、国際宇宙ステーション(ISS)滞在中に出あったオーロラの美しい映像を紹介しながら、オーロラ発生のメカニズムや地球への影響などについて解説していた。
5月21日午前7時半過ぎに、首都圏でも金環日食が見られるというので、筆者も家内に用意してもらった太陽グラスを手に、待ち構えた次第。なにしろ、首都圏で金環日食が見られるのは、筆者が生まれて初めてのことだというから、よほど貴重なチャンスだったわけである。
昨日(5月5日)の夜は巨大な月スーパームーンが見えた。筆者の家からも、夜空にひときわ大きく浮かんでいるのが見えた。例のうさぎの模様もありありと見えた。とにかく大きいのだ。通常の満月と比べ15パーセントほど大きく、30パーセントほど明るいという。
天の川銀河の供銀河であるマゼラン雲の一角に、ひときわ明るい星雲がある。「カジキ座の30(30 Doradus)」あるいは、タランチュラ星雲とも呼ばれる。非常に明るいために、かつては恒星と思われていたが、18世紀の中ごろに、星雲であることが確認された。
昨年9月、古川宇宙飛行士による実況中継を交えた宇宙空間の映像を、NHKが「宇宙の渚」と題して放送したが、今回、その古川宇宙飛行士が地球にもちかえった映像を編集して、宇宙の渚でおきている壮大な現象を、テーマ別に紹介してくれる番組が始まった。第一回目は、「謎の閃光 スプライト」と題して、4月22日に放送された。
南天のみずへび座の方向127光年先に位置する恒星HD 10180は、最大で9つの惑星を持っている可能性があるという。もしそうなら、太陽系の8個を超え、いままでに発見されたうちの最も大きな数になる。
昨日(4月11日)の夕刻に起きたスマトラ西海岸沖地震は、マグニチュード8.6の本震のあと同8.2の余震が続き、津波の発生も予想されたので、筆者は関心を持ってニュースを追っていた。しかし地震による被害はそうたいしたことはなかったようであり、また津波の方も一部で1メートル程度のものが観測されたが、大した被害は起こらなかった模様だ。
津波はどこまで巨大化するのか、3.11をきっかけに突きつけられたこの大きな問いに対して、世界中の地震学者が回答を求めて取り組んでいる。その取りくみの様子の一端を、NHKの番組が伝えていた。(MEGAQUAKEⅡ 巨大地震 第2回 津波はどこまで巨大化するのか)
先日首都直下型地震のシミュレーションが公表され、つづいて南海トラフを震源とするマグニチュード9クラスの地震のシミュレーションが公表された。関東から九州にわたる広大な範囲で、最大震度7になると予想される地域が沢山生じ、津波の高さも最大34メートルにもなるだろうという予測に、筆者などは息を飲んだものだ。
宇宙が単に膨張しているだけではなく、加速度的に膨張していることが立証されたのは1998年のこと、その功績を評価されて、アメリカのソール・パールマッターとアダム・リース、オーストラリアのブライアン・シュミットの三氏が昨年(2011)のノーベル物理学賞を受賞した。
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