メイン

世界情勢を読む



Page :  1 | 2 | 3 |All pages

2008年10月12日

アイスランドが国の破産に直面

今回のアメリカ発金融危機はあっという間に世界中を飲み込んでしまった。倒産する金融機関が続出し、各国は資本の注入や資金の貸付など対策に大わらわだ。そんな中で、国そのものが破産する事態まで見えてきた。アイスランドがその一例だ。

続きを読む "アイスランドが国の破産に直面" »

2008年10月14日

2008ノーベル経済学賞はポール・クルーグマン

今年(2008年)のノーベル経済学賞は、プリンストン大学教授でニューヨーク・タイムズのコラムニストとしても知られるポール・クルーグマン Paul Krugman 氏が受賞した。

続きを読む "2008ノーベル経済学賞はポール・クルーグマン" »

2008年10月18日

ロシアがアイスランドを救済するワケ

世界金融危機でアイスランド経済が破綻し、ついに国を挙げて身売りする話まで飛び出したが、旧来の同盟国はどこも自分のことで精一杯なのか、困っている隣人を助けようとするものはなかなか現れなかった。そんなところに、思いがけぬ方向から救いの手が差し伸べられた。ロシアである。

続きを読む "ロシアがアイスランドを救済するワケ" »

2008年10月21日

世界同時食糧危機:日本の食は大丈夫か

世界のあちこちで食糧危機が深刻に受け止められるようになってきた。アフリカを始めとした発展途上国での食料不足は数年前から大きな問題であったのだが、それがここ1年ほどの間に、先進国を含めた全世界的な現象にまで発展してきたのである。

続きを読む "世界同時食糧危機:日本の食は大丈夫か" »

2008年10月26日

サミュエルソン金融危機を語る:行き過ぎた規制緩和への批判

朝日新聞が著名な経済学者ポール・サミュエルソンから、今回の金融危機の原因について聞いた(10月25日朝刊紙上)。見出しに「規制緩和と金融工学が元凶」とあるように、サミュエルソンは今回の危機の原因が、ブッシュ政権下の行き過ぎた規制緩和と、加熱したマネーゲームの横行によるものと見ている。

続きを読む "サミュエルソン金融危機を語る:行き過ぎた規制緩和への批判" »

2008年10月27日

世界金融危機にどう対処するか:財政出動の是非

昨日朝日新聞によるポール・サミュエルソンへのインタビュー記事を紹介したところ、思わぬ反響があった。この記事の中でサミュエルソンはケインズ派経済理論にもとづく財政出動を主張していたのだが、筆者もまた同じ意見だと受け取られたのだ。だが筆者はサミュエルソンやクルーグマンの主張を、私見を交えずに紹介したつもりであって、必ずしも彼らと意見を同じくしているわけではない。

続きを読む "世界金融危機にどう対処するか:財政出動の是非" »

2008年11月 6日

アメリカ大統領選 Election 2008:オバマ勝利の意味

アメリカ大統領選 Election 2008は一年近くにわたる長丁場の戦いの末、民主党のバラク・オバマが勝利した。アメリカの長い歴史の中で、黒人が大統領になるのは初めてのことだ。それだけにアメリカ国民はもとより世界中の人々が時代の大きな変化を感じ取ったに違いない。

続きを読む "アメリカ大統領選 Election 2008:オバマ勝利の意味" »

2008年12月 5日

米自動車産業ビック3の経営危機

アメリカの金融危機が実体経済にまで飛び火し、消費者の購買意欲が劇的な低下を見せる中で、アメリカ経済の象徴であった自動車産業が危機的な状況に陥っている。自動車の売り上げが昨年比30パーセントも減少する事態に見舞われ、ビッグスリーはいづれも深刻な経営危機に陥ったのである。

続きを読む "米自動車産業ビック3の経営危機" »

2008年12月17日

ブッシュの自画自賛に怒りの靴

ブッシュ政権が退場を目前に控え、これまで8年間にわたる自らの政権運営を総括したうえで、それがあらゆる意味で米国及び世界の利益にかなったものであったことを自画自賛し、世界中の顰蹙を買ったのはつい最近のことだ。

続きを読む "ブッシュの自画自賛に怒りの靴" »

2008年12月25日

激増するアメリカのホームレス

今年のクリスマスは、多くの人々にとって苦々しいものになったろう。突然吹き起ったともいえる不況の風にあおられて、職を失い、場合によっては住むところを失って、路上でサンタクロースの到来を待ったものもいただろう。

続きを読む "激増するアメリカのホームレス" »

2009年1月10日

魔女の火あぶり

魔女の火あぶりなどというと、中世ヨーロッパの森の奥から遠くこだましてくる言葉のように聞こえるが、21世紀の地球上にも、いまだに同じことが行われている所があると聞き、驚いた。

続きを読む "魔女の火あぶり" »

2009年2月25日

悲しいベビーブーム:四川大地震の後遺症

中国四川省で巨大地震が発生し、多くの人が死んだのをはじめ、甚大な被害をもたらしたのは昨年の5月のことだ。何しろ87000人が死亡し、そのうちの19000人は子どもだというのだ。それ以来復旧は進められているようだが、全面倒壊して多くの児童・生徒が犠牲になった学校は、まだ瓦礫の山のまま残っており、その下には発見されていない子どもの遺体も埋まったままだという。

続きを読む "悲しいベビーブーム:四川大地震の後遺症" »

2009年3月 4日

オバマ政権の経済政策

オバマ政権が発足して一月半が経過した。この間オバマ大統領は差し迫る金融危機への対応に追われ、選挙期間中に掲げていた経済政策の枠組みについては、本腰を入れて実施するだけの余裕がなかった。だが新たな予算編成のなかで、一気にその遅れを取り戻し、アメリカを新たな社会的枠組に導いていこうとする意欲をのぞかせた。

続きを読む "オバマ政権の経済政策" »

2009年3月16日

A.I.Gが経営陣に巨額のボーナス

アメリカ流資本主義のルールにはわけの分らぬところが多い。とりわけこのたびの金融危機をめぐっては、筆者の理解を超えた事柄が起こる。政府から1700億ドルのベイルアウト資金を受けたA.I.Gが、自社の経営陣に対して巨額のボーナスを支払うつもりだなどという話を聞くと、理解できないというより、腹立たしい気持ちにもさせられる。

続きを読む "A.I.Gが経営陣に巨額のボーナス" »

2009年3月25日

BRICs:世界経済地図は塗り替えられるか

今回の世界的規模での経済危機は当分持続しそうな様子だが、これを契機にして、世界の経済地図が大きく塗り替えられていくのではないかと予測されている。というのも、BRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)といわれる新興の経済パワーが、不況にあえぐ先進諸国を尻目に、相対的に高い経済成長を続けており、この勢いが止まらないと、やがて先進諸国に拮抗する巨大経済パワーに成長する可能性が高いからだ。

続きを読む "BRICs:世界経済地図は塗り替えられるか" »

2009年3月26日

アメリカの釣りブーム:気軽で金のかからないスポーツ

アメリカはいま、空前の釣りブームだそうだ。詳しい統計はまだ出てないが、スポーツ洋品店や餌の販売店の実感にもとづけば、今年の冬は昨年に比較して数十パーセント増の売り上げを記録しているという。

続きを読む "アメリカの釣りブーム:気軽で金のかからないスポーツ" »

Page :  1 | 2 | 3 |All pages



ブログ作者: 壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2006