フランスで行われたドーヴィル・サミットの場を利用して、菅総理大臣は各国首脳との個別会談をいくつか設定した。もっとも重要だったのはいうまでもなくアメリカのオバマ大統領との会談で、今回の東日本大震災に際してアメリカが寄せた協力に感謝するなど、両国の親密な関係を改めて確認した形だ。
世界情勢を読む
1990年代前半のボスニア・ヘルツェゴヴィナ内戦で、多くの人々を虐殺した戦犯として旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷から訴追されていた当時のセルビア人武装勢力指導者ラトコ・ムラディッチが、15年の逃亡の果てに逮捕された。
ネタニアフ・イスラエル首相がアメリカ議会上下両院合同会議の席上、中東和平に関するイスラエルの主張を演説した。先日の米・イスラエル首脳会議におけるオバマ大統領からの提案に答えたものだ。一口に言えば、あらためて「ノー!」を突きつけた形だ。
上の写真(AFP提供)は、先日(5月20日)行われた、イスラエル・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と米オバマ大統領の首脳会談の一齣。会談後行われた記者会見の席上、両首脳はそっぽを向きあって、お互いの間にある気まずさのようなものを、感じさせた。
上の写真(AP提供)は、ソウル市内をデモ行進する女性たち。風変わりな化粧を施し、白い帷子をまとっている姿は、死人であることを、つまり自分たちが殺されるという不安を訴えている。韓国では権力に対して命を張って抗議するときに、よく使われるパフォーマンスだという。
セックス・スキャンダルでアメリカの司法当局に逮捕されたストラスカーンを、フランス人の多くが謀略にはめられたと思っている、こんな世論調査結果が出ている。
IMF専務理事ドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)が、ニューヨークのホテルで性的暴力を働いた容疑で逮捕されたというニュースは世界中の事情通をあっといわせた。ストロスカーンといえば、有能な金融官僚としてリーマンショックやユーロ危機を乗り切ってきたことが評価され、いまや次期フランス大統領にもっとも近い男と言われていたからだ。
先日(5月15日)、ロシアのセルゲイ・イヴァーノフ(Сергеи Иванов)副首相一行が極東地方視察の一環として国後、択捉両島を訪問したことは、本格的な両島開発のための地ならしらしい。
イスラエルの建国によって国を追われたパレルティナ人が「ナクバ(大災厄)の日」と呼んでいる5月15日、多くのパレスティナ人がイスラエルとの国境地帯に集結して大規模なデモを行ったが、そのデモ隊にイスラエル軍が発砲し、少なくとも12人が死亡、数百人が負傷する事態が発生した。
ロシアの人口が21世紀にはいって本格的な減少傾向を示していることは、先稿で紹介したとおりだ。この期間はプーチン政権の黄金期に重なっており、ロシア人がかつてない豊かさを味わってきた時期だけに、一方で人口が減り続けてきたことを確認するのは、不思議な気持ちになろうというものだ。
中国の2010年国勢調査結果の概要については、先日このブログでも取りあげたところだ。人口は相変わらず世界一多いが、人口構成の面で様々な問題点を抱えている、その原因の最たるものは一人っ子政策だという論旨だ。
イギリスの保守・自民両党による連立政権が、昨年5月に成立してわずか1年で、崩壊の危機に見舞われている。自民党が連立結成の条件としてきた選挙制度改正に、保守党側が熱意を示さないばかりか、それに対立するような姿勢を示したため、自民党側が怒り心頭に達したからだ。
英国のローヤル・カップルの結婚式は世界中の注目を集めた。チャールズ皇太子とダイアナ妃の時に比べるとずっと控えめで、かつウィリアム王子自らウェディング・カーを運転するなど、手作り感が溢れていたが、その陰で、招待客たちの派手ないでたちが話題を呼んだ。
アメリカ軍がついにオサマ・ビンラディンの行方を突き止め、ヘリコプターなどを使った大規模な奇襲作戦で、ビンラディンを殺害した。その報に接したオバマ大統領は、緊急記者会見を催し、「正義はなされた(Justice has been done)」と宣言した。
4月27日から28日にかけて、アラバマなどアメリカ南部諸州で巨大竜巻が発生し、NHKの集計では、350人以上の死者を出すなど、1925年3月18日につぐ、史上二番目の規模になることが明らかになった。
フランスのテレビ局カナル・プリュス(Canal +)が放映した番組に対して、日本の在フランス大使館が抗議をしていたことが分かった。抗議の対象となったのは、このテレビ局の看板番組で、人形を用いてパンチの利いた風刺を繰り広げている Les Guignols de l'Info というものだ。
中国の2010年国勢調査結果の概要が公表された。それによれば、2010年10月現在中国本土の人口は13億3900万人。前回の2000年調査では12億6500万人だったから、この10年間で7400万人も増えた勘定だ。ヨーロッパなら大国が一つできる計算になる。
チュニジアのジャスミン革命に始まり、あっという間に20か国に使い国々に広がった民主化運動は、国によってさまざまな展開を見せている。チュニジアやエジプトのように民主化運動が勝利し、独裁者が倒されたところもあれば、リビアのように独裁者が武力を以て命運をつないでいる国もある。そんな中で、民主化運動が最もひどく粉砕された国はバーレーンだろう。
人の出生を云々して誹謗・中傷することをバーセリズム(Birtherism)というのだそうだ。いま、これの最も大きなターゲットになっているのは、オバマ大統領だ。彼を毛嫌いするアメリカ人は、保守派を中心に多数いるが、彼らがオバマ氏を攻撃する最大の論拠は、オバマ氏はアメリカで生まれたのではないのだから、アメリカの政治にかかずらう資格はないというものだ。
4月26日は、あのチェルノーブィリの事故(Авария на Чернобыльской АЭС)からちょうど25年目にあたる日だ。折から日本の福島で、チェルノーブィリ(Чернобыль)と同じレベル7の大事故が発生し、今もって収束の見込みが立っていない。
本日
昨日
最近のコメント