生物学的には男として生まれながら、女としての性同一性を感じる人々を、最近の日本語ではニューハーフというのだそうだ。女として生まれながら、男としての性同一性を感じる人々については、そうはいわないらしい。もともと芸能界起源の言葉だという。
世界情勢を読む
人民網をチェックしていたら、淸明時節雨紛紛という言葉が目についた。唐の大詩人杜牧の詩の一節だ。杜牧は清明節の前後は雨が多いということを歌ったのだが、人民網のヘッドラインは、今年の清明節の特徴のようなものを記している。
ロシアはなぜアメリカに嫌われるのか、あるいはアメリカはなぜロシアを嫌うのか。この疑問をほかならぬロシア人が自問自答している。(プラウダ英語版の記事 What makes US politicians hate Russia? )
今年(2012年)は杜甫生誕1300年にあたる。そういうわけか、杜甫のパロディーが中国のネット上で大ブームになっているという。教科書に紹介されている杜甫の挿絵(上の写真)を材料にして、杜甫に楽器を弾かせたり、馬に乗せたり、中には女の子を抱かせてみたりと、さまざまな仕草をさせることで、杜甫を笑いのネタにしようとするもので、それこそ無数のいたずら書きがネット上を飛び回っているということだ。
ロシアの政党法が改正されて、この夏から許可要件が大幅に緩和されることに伴い、新しい政党が続々と生まれそうだ。この改正はロシアの民主化の象徴として位置付けられているが、皮肉なことにその結果生まれる政党の多くは極右政党になるだろうと、プラウダ英語版が予測している。
フロリダ州のサンフォードで起きた黒人少年射殺事件が全米の黒人社会に怒りの渦を巻き起こしている。この事件はサンフォードのゲーテッド・コミュニティの自警団員を標榜するヒスパニック系の白人が、17歳の黒人少年を射殺したことについて、捜査当局が射殺した男を調査した結果、正当防衛であったとの男の言い分を認めて無罪にしたというものだ。
イスラエルのネタニアフ首相は、アメリカ訪問から帰ると早々、国内向けに訪問の成果を誇示した。成果は二つあった、と彼は言った。一つはイランによる核開発を、国際社会を脅かす最大の脅威と、アメリカに認識させたこと、もうひとつは、イランによる核攻撃から自国を防衛するために、イラクに対して先制攻撃をする権利をアメリカに認めさせたこと、このふたつだ。
重慶市のトップ(書記)でかつ中国共産党中央委員を務め、習近平とともに中国の次の世代の最高指導者候補としてみられていた薄熙来(Bo Xilai) が事実上失脚した。重慶市トップの役職を解かれたのだ。中央委員の役職はそのままだが、これも近いうちにはく奪されるだろうと推測されている。
写真(TIMEから)は、ロンドンの伝統ある「出入り口クラブ(In & Out Club)」の、結成150周年記念パレードの模様だ。高齢の会員たちが、シルクハットにアンブレラの組み合わせで、セント・ジェームズ公園を闊歩しているところだ。
「北朝鮮は、いま」(岩波新書)は、北朝鮮の経済体制の特徴についての簡単な言及と、現在北朝鮮が置かれている困難な状況について、概括的な説明を行っている。
北朝鮮研究学会編、石坂浩一監訳「北朝鮮は、いま」(岩波新書)を読んだ。韓国の北朝鮮問題専門家集団が、金正日時代における北朝鮮の、政治、経済、社会の諸相について、それぞれ持ち寄った論考をまとめたものだ。最近の北朝鮮事情を理解するうえで、基礎的な情報をもたらしてくれる。
マーシャ・ゲッセン(Masha Gessen)女史によるプーチンの伝記「顔のない男」の一部がNewsweekの最新号で紹介されている。プーチンの素顔が良く出ていて、興味深く読んだ。
戦争をテーマに命をかけてきた女性ジャーナリストのマリー・コルヴィン(Marie Colvin)と、駆け出しの戦争ジャーナリスト、レミ・オシュリク(Rémi Ochlik)が、昨日(2月22日)、シリアのホムズで、政府軍側の攻撃によって殺害された。
重慶市副市長兼公安局長の王立軍(Wang Lijun)が一時成都市にあるアメリカ領事館に政治亡命を求めたとされる事件を巡って、いま中国のネット世論が大フィーバーを起こしているという。
毛里和子著「中国とソ連」を読んだ。書かれた時点は1989年の初めごろで、中国では天安門事件が起きる直前、ソ連ではゴルバチョフのペレストロイカが始まった頃だから、今日の状況とは隔日の感があるが、中露関係を歴史的な視点で見る上では参考になる。
エジプトの芸術家たちは、ムバラク政権下の時代にあっても、あまりハッピーとはいえなかったが、ムバラクが去ってイスラム原理主義者たちが影響力をもつようになると、もっとアンハッピーになるのではないか。Newsweek 最新号に、そんな懸念を表明する小文が載った。Egypt's Artists Fear Censorship by Islamists By Ty McCormick
来るべき8月の共産党大会で、中国の新しい時代の指導者になることが確実視されている習近平、彼の経歴や政治スタンスについて、Newsweek 最新号の記事が紹介している。Xi who must be obeyed By Melinda Liu
ヨーロッパ諸国ではイスラモフォビアともいうべき反イスラム運動の広がりが問題になっているが、その裏面というか、イスラム社会でもクリストフォビア(Christophobia)というべき動きが広がっているという。それは時と場合によっては、過酷な宗教迫害となって、深刻な人権侵害、いやそれ以上に、暴力的な殲滅という様相さえ帯びるに至っている。その様子を、Newsweek 最新号のカバーストーリーが取り上げている。The Global War on Christians in the Muslim World By Ayaan Hirsi Ali
3月4日の大統領選挙を1か月前にした2月4日(土)、反プーチン・デモが三たびモスクワのボロトナヤ広場を埋め尽くした。市警察当局の発表では3万6000人、主催者の発表では12万人が、凍るような寒さの中で、デモに参加した。
中国では汚職や横領、麻薬取引などの経済犯罪に対しては厳罰をもって臨んでおり、死刑判決も珍しくはない。そうした犯罪は共産党の官僚や大金持ちによってなされるケースが殆どなので、一般の民衆が死刑判決を受けた人間に同情することは全くないといってよい。ところが最近、経済犯罪をもとに死刑判決を受けたある女性について、ネット世論が強烈な同情を示しているらしい。
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