2008年05月09日


ウィリアム・オッカム:実在論と唯名論

ウィリアム・オッカム(またはオッカムのウィリアム William of Occam 1290?-1349?)は、ドゥンス・スコトゥスと並んでスコラ哲学の最後の世代を代表する学者である。オッカムとは彼の生まれた土地の名である。イングランドのサリー州にあったともいい、ヨーク州にあったともいう。当時聖職者の名を、その出身地によって呼ぶことが広く行なわれていた。聖トマス・アクィナスも、やはり父親の知行地アクィノが自分の姓名になっている。

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モディリアーニ展を見る


モディリアーニは西洋の近代絵画のなかでも日本人に最も愛されている画家の一人だ。その展覧会が乃木坂の国立新美術館で開催されている。筆者もモディリアーニ・ファンの一人として見に行ったが、予想以上に多くの人々が訪れているのに驚いた。人気の根強さを伺わせる。

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2008年05月08日


エドガー・ポーの墓 Le Tombeau d'Edgar Poe :マラルメ

ステファヌ・マラルメの詩「エドガー・ポーの墓」Le Tombeau d'Edgar Poe を読む。(壺齋散人訳)

  ついに永遠が彼自身の姿となって現れたかのように
  詩人が諸刃の剣を振りかざして起き上がると
  同時代人たちは改めて思い知らされるのだ
  この奇怪な声の中に勝ち誇っている死のことを

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2008年05月07日


マラルメ嬢の扇 Autre Éventail de Mademoiselle Mallarmé

ステファヌ・マラルメの詩「マラルメ嬢の扇」 Autre Éventail de Mademoiselle Mallarmé を読む。(壺齋散人訳)

  夢多き子よ 道なき道をたどり
  お前の純粋な喜びのうちに浸れるように
  嘘でもよいから言っておくれ
  私の翼をお前の手で受け止めてくれると

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喇叭水仙:花の水彩画

喇叭水仙:水彩で描く折々の花(壺齋散人画)


水仙の仲間のうち、花弁の内側にある副花冠と呼ばれる部分が喇叭のように飛び出しているものを喇叭水仙という。日本では、水仙といえば平べったい日本水仙をさすことが普通なので、この変わった形のものを喇叭水仙というようになったが、欧米ではこちらのほうが水仙の主流だ。英語でも Daffodil といえばこの喇叭水仙をさしている。

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2008年05月06日


生年百に満たず(古詩十九首其十五)

古詩十九首から其十五「生年百に満たず」を読む。

  生年不滿百  生年 百に滿たざるに
  常懷千歲憂  常に千歲の憂ひを懷く
  晝短苦夜長  晝は短くして夜の長きに苦しむ
  何不秉燭遊  何ぞ燭を秉りて遊ばざる
  為樂當及時  樂しみを為すは當に時に及ぶべし
  何能待來茲  何ぞ能く來茲を待たん
  愚者愛惜費  愚者は費を愛惜し
  但為後世嗤  但 後世の嗤ひと為る
  仙人王子喬  仙人王子喬は
  難可與等期  與に期を等しうすべきこと難し

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去る者は日に以て疏し:古詩十九首其十四

古詩十九首から其十四「去る者は日に以て疏し」を読む。

  去者日以疏  去る者は日びに以て疏く
  来者日已親  来る者は日びに已に親しむ
  出郭門直視  郭門を出でて直視すれば
  但見丘與墳  但 丘と墳とを見るのみ
  古墓犁為田  古墓は犁かれて田と為り
  松柏摧為薪  松柏は摧かれて薪と為る
  白楊多悲風  白楊 悲風多く
  蕭蕭愁殺人  蕭蕭として人を愁殺す
  思還故里閭  故の里閭に還らんことを思ひ
  欲歸道無因  歸らんと欲するも道に因る無し

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2008年05月05日


ナイチンゲールに寄す Ode To A Nightingale :ジョン・キーツ

1819年は、ジョン・キーツにとって実り多き年であった。エンディミオンを通じて自分の詩風を確立したキーツは、その才能の限りを注ぎ込み、Great Odes と呼ばれる一連の美しい詩を作り出した。「ナイチンゲールに寄す」は、そのトップランナーとも称すべき作品である。

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美しいけれど無慈悲な乙女 La Belle Dame Sans Merci :キーツ

ジョン・キーツの詩「美しいけれど無慈悲な乙女」 La Belle Dame Sans Merciを読む。(壺齋散人訳)

  いかがなされた 鎧の騎士
  ひとり青ざめ さまよわれるとは?
  湖畔の草はことごとく枯れ
  鳥の声もせぬというのに

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双面の女神インドに誕生す


インド北部ニューデリー近くのサイニという村で、双面の女の子が生まれたそうだ。ラリと名付けられたこの子は、頭部に二つの顔が並んでついており、頬っぺたのところを境界線にして、左右に二つずつの目、一づつの鼻と口がそれぞれ対称をなしてついている。医学的には Craniofacial Duplication (頭蓋顔面複写)というのだそうだが、発生の確率は非常にまれで、近年の報告例はほとんどない。

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2008年05月04日


父ちゃんは死んだ My father he died :マザーグース

父ちゃんは死んだ My father he died (マザーグースの歌:壺齋散人訳)

  父ちゃんは死んじゃったけれど
  六頭の馬を残してくれた それで畑を耕すように
  あっちへふらふら こっちへふらふら
  なにもかもすってんてん
  まつ毛の先には
  シャボン玉が見える ホー!

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小さなベティちゃん Little Betty Blue :マザーグースの歌

小さなベティちゃん Little Betty Blue (マザーグースの歌:壺齋散人訳)

  小さなベティちゃん
  片方の靴をなくしたの
  どうしたらいいかしら
  もう片方に合う靴を
  見つけてきたらいいのよ
  そうすれば二つそろうから

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テンジクネズミ A little guinea-pig :マザーグース

テンジクネズミ A little guinea-pig (マザーグースの歌:壺齋散人訳)

  ちっぽけなテンジクネズミがおりました
  小さな体は大きくはありません
  歩くときには足を動かし
  決して急ぐことはありませんでした

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世界で最も影響力を行使する百人、今年のトップはダライ・ラマ

米誌タイムは電子版で、世界中で今年最も影響力を行使するであろうと予想される人物100人について特集記事を発表した。同誌が最近毎年特集しているもので、今回で5回目になる。それによると、今年の影響度ナンバーワンはチベットの精神的・政治的指導者ダライ・ラマだということだ。

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2008年05月03日


水仙:水彩で描く折々の花

日本水仙:水彩で描く折々の花(壺齋散人画)


水仙はその可憐な姿に似合わずたくましい花だ。特に日本水仙と呼ばれるものは、関東では正月前後に咲き始め、春近くまで延々と咲き続ける。その間、雪に閉じ込められても、風に吹き揺るがされても、へこたれることなく頭を持ち上げ、眺め入る人々に何かを訴えかけるかのようだ。

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護持院原の敵討:鴎外、忠君愛国思想を斬る

森鴎外は「意地」に収められた三篇の作品の後、「護持院原の敵討」という短編小説を書いた。先の三篇が殉死あるいはそれに象徴される封建時代における武士の体面とか意地をテーマにしていたのに対し、これは敵討というものをテーマに取り上げることによって、封建道徳の内実と、それに呪縛され翻弄される者の運命を描いたものである。

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ドゥンス・スコトゥス

スコラ哲学を体系化したのはドミニク派の修道僧でもあったトマス・アクィナスであるが、ドミニク派と並んで勢力のあったフランチェスコ団は、さまざまな点でトマスの説と対立し、互いに論争しあっていた。フランチェスコ団に属する修道僧たちは、創設者アッシジのフランチェスコの衣鉢をついで、トマス・アクィナスとは一風変わった説を展開していた。それは簡単に言うと、トマスの主知主義に対して、実践や人間の意志をより強く押し出すというものであった。

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2008年05月01日


マラルメ夫人の扇 Éventail de Madame Mallarmé

ステファヌ・マラルメの詩「マラルメ夫人の扇」 Éventail de Madame Mallarméを読む。(壺齋散人訳)

  言霊を振り放つような
  あなたの扇の一振りが
  未来の詩句を解き放つ
  その貴重な棲家から

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2008年04月30日


鐘を撞く男 Le Sonneur :マラルメ

ステファヌ・マラルメの詩「鐘を撞く男」を読む。(壺齋散人訳)

  鐘が美しい音色をたてて
  朝の澄み渡った空気に響き渡り
  ラヴェンダーとタイムの花に囲まれ
  祈りを捧げる子どもに届く

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白木蓮:水彩で描く折々の花

白木蓮:水彩で描く折々の花(壺齋散人画)


筆者の家の庭には白木蓮の木が一本植わっていて、毎年3月には白くて大きな花を枝いっぱいに咲かす。梅に続いて春を知らせる花だ。香りも高い。ただ梅ほど上品ではなく、白粉のようなやや刺激のある匂いである。

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