« スピノザの人間観 | メイン | 正岡子規の少年時代:子規と松山 »


正岡子規:生涯と作品


正岡子規は日本の近代文学において、俳句と和歌を刷新した人物である。これらの伝統文学は徳川時代末期にはマンネリズムに陥り、清新な気を失っていたのであるが、子規はそれを甦らせるとともに、新しい時代の文学形式としての可能性をも拡大した。彼の業績は弟子たちを通じて、今日の短詩型文学を根底において規定し続けている。

子規はまた随筆家としても類稀な才能を発揮した。晩年の三部作といわれる「墨汁一滴」、「仰臥満録」、「病床六尺」は、今日の読者をも魅了してやまない。

そんな子規は、二十台のはじめに結核にかかり、それがもとで30歳を前にして病床生活を余儀なくされた。子規の生涯は病気との闘いだったのである。

筆者は子規をこよなく愛するものとして、この連載を通じて、子規の生涯と作品について読み解いていきたい。

  • 正岡子規の少年時代:子規と松山

  • 関連リンク: 日本文学覚書

  • 日本語と日本文化






  • ブログランキングに参加しています。気に入っていただけたら、下のボタンにクリックをお願いします
    banner2.gif


    トラックバック

    このエントリーのトラックバックURL:
    http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/1186

    コメントを投稿

    (いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




    ブログ作者: 壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2006

    リンク




    本日
    昨日