地球温暖化のツケ:グリーンランド溶解の恐怖
世界中の産業活動が排出する二酸化炭素によって、地球の温暖化が進んでいることは、近年になって危機感をもって論じられるようになった。また我々普通の人間でも、頻発する気象の異常やその結果としての災害の多発に接して、問題の深刻さをようやく気づくようになった。
世界中の産業活動が排出する二酸化炭素によって、地球の温暖化が進んでいることは、近年になって危機感をもって論じられるようになった。また我々普通の人間でも、頻発する気象の異常やその結果としての災害の多発に接して、問題の深刻さをようやく気づくようになった。
雑誌タイムの最近号が地球温暖化対策を特集している。カバー・ストーリーでは温暖化対策の51の選択肢が載せられているが、そのトップを飾っているのはバイオ燃料、つまり食料の燃料化だ。
先稿「食料が燃料に化ける」の中で、とうもろこしのバイオ燃料化の問題点について触れた。その最たるものは、とうもろこしの資源としての希少性であろう。
月の表面の土地を不動産取引の舞台にして、ビジネスを展開している男がいるそうだ。その男とは、ネヴァダの実業家デニス・ホープといい、月の表面1エーカーあたり20ドルで売っているという。Making a mint out of the Moon : By Nick Davidson BBC
先日は、ペガサス座の一隅に水が存在する可能性の高い惑星が発見されて、天文学者たちを喜ばせたが、今度は、人間の居住可能な惑星が発見されたそうだ。
昨年(2006)の9月、アメリカの天文学者クィンブリー Robert Quimbly 博士がひとつの超新星を発見した。ペルセウス座の一隅に発見したこの天体を、博士は天文学のルールに従って、とりあえず2006GYと名付けたが、ただちに追跡研究にとりかかることはしなかった。
水は融点以下の温度では固体(氷)、沸点以上の温度では気体(水蒸気)というのが、地球上での常識である。融点と沸点は気圧と相互関係にあるので、多少の揺れはあるものの、だいたい摂氏零度が融点の目安、同100度が沸点の目安となっている。氷は冷たいもの、水蒸気は熱いものというのが、我々地球人の持つイメージだ。
生きている化石として知られているシーラカンスが、今年の5月にインドネシアのスラウェシ島で釣り上げられた。インドネシアでシーラカンスが発見されたのは、1998年以降実に9年ぶりのことである。
毎年の夏の夜空を彩るペルセウス座流星群が、今年は例年に増して鮮やかなショーを見せてくれそうだ。というのも、流星現象がピークに達する8月12日の日曜の夜から月曜の夜明けにかけては新月にあたっていて、月光に邪魔されることがないからだ。昨年はその明るい月光のために、流れ星は明るさを打ち消されてしまったが、今年は暗い夜空を背景に、花火のように鮮やかなショーを見せてくれるに違いない。
地球に似た軌道を描く惑星が発見された。その星は、地球から300光年離れたペルセウス座の一角にある赤色巨星の周りを、地球と同じくほぼ1年かけて回っているという。
一般人にとっても、宇宙ホテルの窓から地球を眺められる時代がやってきそうだ。スペインの建築家兼実業家サヴィエル・クララムント Xavier Claramunt 氏は、ホテル仕立ての商業用衛星を2012年までに打ち上げ、ツアー客に二泊三日の宇宙クルーズを楽しんでもらう計画だという。
地球のような惑星がどのようにして作られるか、その誕生のメカニズムについてはわからぬことが多かった。このたび、アメリカの天体学者マクロー氏 Mordecai-Marc MacLow のグループが惑星の形成過程について一つのモデルを提出した。なかなか興味深いので紹介したい。
メキシコのユカタン半島に、巨大隕石が衝突した結果できたクレーターが残っている。名をチクシュルーブ Chicxulub クレーターといい、幅170キロにもわたる広大なものだ。これは今から6500万年前、宇宙からやってきた直系約10キロの巨大隕石が作った穴だ。クレーターの規模からして、衝突したときの衝撃は想像を絶するものだったと推測される。
地球温暖化対策がますます危急の課題となりつつある現在の世界において、バイオ燃料は化石燃料に代わるものとして一躍脚光を浴びている。政治家のパフォーマンスとしてもわかりやすいテーマなので、アメリカのブッシュ大統領も人気回復策に利用しているほどだ。
一億三千五百万年前から約七千万年間続いた白亜紀が、六千五百万年前に突然終了し、それとともに恐竜類も滅びたことに関しては、先稿「恐竜を絶滅させた巨大隕石」で述べたように、太陽系の中で発生した隕石がユカタン半島に激突した結果、地球環境が激変したことに主要な原因があることについて、ほぼ異論がないところであろう。
ここ数年間における天文学の進歩は目を見張るばかりだ。地球からはるか彼方にある惑星が次々と発見されているのはその象徴的な出来事である。最近日本ではUFO論議が盛んになっているが、それは、このような惑星に高度な知性を備えた生き物がいるかもしれないという予測が、現実味を帯びて語られるようになったからだろう。
大西洋とインド洋の亜南極地帯の島嶼に生息するオウサマペンギンは、南極圏に生息するコウテイペンギンに次いで大型のペンギンである。かつては亜南極の海に広く分布していたが、19世紀中に、航海者によって乱獲され、一時絶滅寸前にまで減った。船乗りたちはオウサマペンギンの脂肪を料理用の油として使っていたのである。
NASAの元宇宙飛行士で、アポロ計画に従事し、人類では最も長時間の月面滞在記録をもつエドガー・ミッチェル Edgar Mitchell 氏(77歳)が、宇宙人の存在について発言し、話題を呼んでいる。氏は、宇宙人がこれまでに何度も、地球を訪れたことがあるにかかわらず、政府はそれを60年間にわたって隠蔽してきたというのだ。
地球上の生命がどのようにして生まれたか、詳しいことはほとんどわかっていない。ひとつの仮説として従来有力だったのは、宇宙の外の天体からもたらされたというものである。ある時期地球に衝突した天体に原始的な生命体が含まれていて、そこから地球の生命の歴史が始まったと推測するものだが、説明できないことを、神の業に帰するのと同様、都合がよすぎるという批判が強い。
今年の夏も、前半は昨年に増して暑さが厳しかったが、後半は雨模様の日が続き、しかもすさまじい勢いの集中豪雨が日本各地を断続的に襲った。気象庁によれば、ゲリラ豪雨と称される集中豪雨は、全国39箇所において過去最高の雨量を記録したそうだ。静岡県の富士市では一時間当たり113ミリの雨量だったというが、これがどれほどすさまじいものか、経験した人でなければわからないだろう。