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六ペンスの歌を歌おう Sing a song of sixpence :マザーグース


六ペンスの歌を歌おう Sing a song of sixpence (マザーグースの歌:壺齋散人訳)

  六ペンスの歌を歌おう
  ポケットいっぱいのライ麦と
  24羽のツグミとで
  おいしいパイを作ろう

  焼けたパイをふたつに割ると
  ツグミが出てきて歌を歌った
  これなるおいしいお料理は
  王様に召し上がっていただくため

  王様は金庫の中に引きこもり
  お金を勘定していました
  女王様は台所で
  ハチミツパンを食べていました

  庭のほうではお手伝いさんが
  洗濯物を干していました
  そこへツグミが下りていって
  お手伝いさんの鼻を引っかきました

六ペンスは1シリングの半分ですから、日本で言えば5円玉のようなものです。それでポケットいっぱいのライ麦を買い、ツグミの肉を入れてパイを作ろうという歌です。

でも折角出来上がったパイを、王様も女王様も食べてくれません。パイになったツグミはその腹いせに、庭で洗濯物を干していたお手伝いさんの鼻を引っかいてしまいます。ユーモラスな話ですね。


Sing a song of sixpence - Mother Goose

  Sing a song of sixpence,
  a pocket full of rye.
  Four and twenty blackbirds,
  baked in a pie.

  When the pie was opened,
  the birds began to sing.
  Wasn't that a dainty dish
  to set before the king?

  The king was in his counting house,
  counting out his money.
  The queen was in the parlour,
  eating bread and honey.

  The maid was in the garden,
  hanging out the clothes,
  When down came a blackbird
  and pecked off her nose!


関連リンク: マザーグースの歌

  • 英詩と英文学

  • ウィリアム・ブレイク詩集

  • シェイクスピア





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