« 山上億良:去りし日の青春と今生きる老年 | メイン | 陶淵明の生きた時代 »


柿本人麻呂


柿本人麻呂は、万葉歌人のなかでも、最も優れた歌人であったといえる。その生涯については、わからぬことも多いが、持統天皇の時代に、宮廷歌人として多くの儀礼的な歌を作ったことを、万葉集そのものが物語っている。その歌は、古代の神話のイメージを喚起させて、雄大なものがある。

柿本人麻呂は相次いで失った二人の妻のために、哀切きわまる挽歌を作っている。また、旅の途中に目にした死者を見ては、彼らの不運に感情移入して、歌わずにはいられなかった。それらの歌に響く人麻呂の人間的な感情は、時代を超えて人びとの心を打つ。

その死については不明な点が多く、古来様々な憶測を呼んだ。筆者は、独自の考察をもとに、柿本人麻呂火葬説を提出した。

ここでは、柿本人麻呂について、筆者が折々にものした論考をまとめてみた。


  • 宮廷歌人柿本人麻呂(万葉集を読む)

  • 柿本人麻呂の儀礼的挽歌(万葉集を読む)

  • 柿本人麻呂:泣血哀慟の歌(万葉集を読む)

  • 柿本人麻呂:妻の死を悼む歌(万葉集を読む)

  • 柿本人麻呂:覊旅の歌(万葉集を読む)

  • 柿本人麻呂:別れに臨んで妻を恋ふる歌

  • 柿本人麻呂歌集の相聞叙景歌(万葉集を読む)

  • 柿本人麻呂の死:人麻呂火葬説(万葉集を読む)
  • 日本における火葬の始まり(柿本人麻呂の挽歌)

  • 関連リンク: 万葉集を読む






    ブログランキングに参加しています。気に入っていただけたら、下のボタンにクリックをお願いします
    banner2.gif


    トラックバック

    このエントリーのトラックバックURL:
    http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/132

    コメントを投稿

    (いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




    ブログ作者: 壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2006

    リンク




    本日
    昨日