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おやすみ Good-Night :シェリー


パーシー・シェリーの詩「おやすみ」 Good-Night を読む。Good-Night (壺齋散人訳)


おやすみ

  おやすみだなんて まだそんな時じゃない
  おやすみをいえば ふたりはばらばら
  もうすこし一緒に起きていよう
  それからでも 遅くはないから

  ひとりで寝ることに安らぎはない
  たとえ君が夜の歩みを速めてくれても
  だからお休みとはいわないでおこう
  そうすれば安らぎの夜が得られるだろう

  ふたつの心が互いに寄り添い
  夕べから朝日が昇るまでともにあれば
  その夜は何と素敵な夜だろう
  おやすみをいわずに過ごせるのだから

1820年の作。ロマンティックな気分がよくでている作品。シェリーが呼びかけているのは、妻のメアリーだろう。


Good-Night - Percy Bysshe Shelley

  Good-night? ah! no; the hour is ill
  Which severs those it should unite;
  Let us remain together still,
  Then it will be good night.

  How can I call the lone night good,
  Though thy sweet wishes wing its flight?
  Be it not said, thought, understood --
  Then it will be -- good night.

  To hearts which near each other move
  From evening close to morning light,
  The night is good; because, my love,
  They never say good-night.


関連リンク: 英詩のリズムパーシー・B・シェリー

  • ウィリアム・ワーズワース

  • ロバート・バーンズ Robert Burns

  • ウィリアム・ブレイク詩集






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