« 春夜洛城聞笛:李白 | メイン | 船橋の赤提灯:加賀屋に飲む »


客中作:李白


李白の五言絶句「客中の作」(壺齋散人注) 

  蘭陵美酒鬱金香  蘭陵の美酒 鬱金香
  玉碗盛來琥珀光  玉碗に盛り來る 琥珀の光
  但使主人能醉客  但だ主人をして能く客を醉はしむれば
  不知何處是他鄕  知らず 何れの處か是れ他鄕

蘭陵の美酒鬱金香、玉碗に盛って来たのを見ると琥珀色に光っている、酒屋の主人が客を酔わせてさえくれれば、どこでも他鄕ではなくなるものだ


客中とは旅先のこと、蘭陵は山東省にある町、李白は洛陽を去った後に、魯にいっており、これはそのときの作である。

蘭陵は名高い酒の産地であった、鬱金香とはその銘柄なのだろう、


関連リンク:李白:生涯と作品

  • 漢詩と中国文化





  • ブログランキングに参加しています。気に入っていただけたら、下のボタンにクリックをお願いします
    banner2.gif


    トラックバック

    このエントリーのトラックバックURL:
    http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/1319

    コメントを投稿

    (いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




    ブログ作者: 壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2006

    リンク




    本日
    昨日