錦渓の古鎮ができたのは南宋時代のこと。ウィキペディアの解説によれば、「1162年(紹興32年)、南宋孝宗の愛妃陳妃がこの地で病死し、妃が愛した五保湖で水葬され、湖に陳妃水家が造られたことに因んで「陳墓」と呼ばれていた。また、菩提のため孝宗は蓮池禅院を建立した。以来800年間陳墓と呼ばれたが、1993年美しい水郷を保存しようと旧名に復した」
この解説にあるとおり、錦渓は五保湖と蓮池禅院をふたつの中心として、その周りに運河が張り巡らされている。運河の両脇には、中国伝統様式にのっとった建物が並んでいる。庇の下に並べられた、赤い提灯のような飾り物がチャームポイントだ。
観光客は船で運河を行き来することができる。筆者はその船に乗ることはなかったが、岸から眺めているだけでも楽しい。まさに絵になる光景だ。
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