IQの低い人間ほど保守的イデオロギーを好み、偏見に毒されやすい?

| トラックバック(0)

120206.RACISM-huffington.jpg

IQの低い人間ほど保守的イデオロギーを好み、偏見に毒されやすい。カナダ・オンタリオのブロック大学の研究チームがこんな仮説を発表したところ、ネット社会でちょっとした反響を巻き起こしているそうだ。

研究グループのリーダー、ゴードン・ホドソン(Gordon Hodson)博士によれば、IQの低い人間は高い人間に比較して、社会の変化についていくのが苦手で、伝統と安定を好む傾向が強い。これが保守的なイデオロギーに彼らを傾ける理由ではないかという。たしかに、IQで何もかも説明できるものではないが、低いIQと保守主義には一定の相関性はあるようだと、博士は補足している。

これに対して、あまりにも一面的な見方だとする反論が、主に保守的な人々からなされた。すると、ヴァージニア大学のブライアン・ノゼック(Brian Nosek)博士は、研究グループを擁護する立場から、「イデオロギーというものは、複雑な現実を単純化して理解するのに大いに役立つものだ。それ故、複雑さに耐えきれないと思う人々が、イデオロギーに飛びつくのは不思議ではない」と、ハフィントン・ポストに投稿した。

低能扱いされてすっかり気分を害した保守主義者たちは、こんな説明には納得しない。リベラリズムだって一種のイデオロギーには違いないではないか。だとすれば、ノゼック氏のいうことは、リベラルにも当てはまるはずだ。何も低能な連中がみんな、保守主義者になるわけではないし、保守主義者の中には低能でない人間もいるのだ、というわけだ。(写真は人種差別で悪名高いKKK:ファフィントン・ポストから)





≪ グレートジャーニー:ヒューマン なぜ人間になれたのか | 人間の科学 | 蛙の腹を抱えて:大腸内視鏡検査を受ける ≫

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/3799



アーカイブ

Powered by Movable Type 4.24-ja

本日
昨日

この記事について

このページは、が2012年2月 4日 19:16に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「冬物語(Winter's Tale):シェイクスピアのロマンス劇」です。

次のブログ記事は「洗足池散策」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。