ムーバブルタイプ:タグの活用

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ムーバブルタイプ 4x にはタグの機能が導入されている。これは記事にタグを貼り付けることによって、カテゴリのほかタグに応じても記事を分類したり、タグの一覧をタグクラウドという形で表示させることによって、ブログ記事のインデックスのような役割を果たす。使い方によっては非常に便利である。

従来ブログ内の記事を分類する手段はカテゴリしかなかった。しかしカテゴリは記事の数が多くなりすぎると、使いづらくなるものだ。ひとつのカテゴリに100以上の記事が含まれるようになると、カテゴリのページ分割を行って、ファイルサイズが大きくなりすぎないよう気を使わねばならない。

また相互に関連しあった記事をコンパクトに一覧表示させようとすると、カテゴリを細分化しなければならない。しかしあまり再分化しすぎると、そもそもカテゴリとしての使い勝手が悪くなるものだ。

タグはそのような悩みに答えてくれる。それはサブカテゴリのように使うこともできるし、カテゴリを超えて関連しあう記事をまとめて表示させることもできる。

一方、タグを導入した見返りだろうか、アーカイブの設定が大きく変わった。従来はブログ内の全記事を一覧表示するページがあったが、デフォールトではこれがなくなった。また個々のカテゴリーアーカイブも、従来はカテゴリ内の全記事を載せていたのが、最近の記事だけにしぼるようになった。

筆者などは、どこかで記事の全体像を示す画面があってもよいと考えていたので、この変更は少し不便にも感じた。しかし、もし必要ならカテゴリに表示させる記事の数を増やすなどの方法もとれし、よく考えてみれば、記事の全体を知りたいという読者はそう多くいるものではない。むしろ、関連しあう記事をコンパクトにまとめておいたほうが、役に立つ場合が多いだろう。

そんなわけで、筆者は今後のブログ運営の上で、タグを最大限に活用しようと考えている。そのためには分類に関する明確なヴィジョンを持って、的確なタグ名を設定し、記事の内容とタグの名称がマッチングするように配慮しなければならない。

本にたとえれば、カテゴリは目次に、タグは索引に相当する。この両者をうまく使い分ければ、読者にとって有益なサイトになると思う。

(タグの導入にはいいことの反面、サイトを重くする効果があるらしい。それまで1時間程度ですんでいた全体の再構築が、タグ導入後には3時間もかかるようになった。)





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このページは、が2009年5月12日 18:44に書いたブログ記事です。

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