中性子星の映像

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上の映像(NASA提供)は中性子星のイメージだ。もっとも外側の部分は超新星爆発で吹き飛ばされた古い星の成分、最も内側の核といえる部分は、中性子からできた非常に密度の高い部分、中間の光の塊はパルサーといわれる部分だ。

外側の部分は次第に宇宙空間に飛び散っていき、最後に残るのは中性子からなる中核部分だけだ。

恒星は生涯の最後に超新星爆発を起こすが、そのあとは恒星の質量によって、ブラックホールとなったり中性子星となったりする。質量が太陽の10倍から25倍ほどだと中性子星になり、25倍を超えるとブラックホールになるといわれる。

中性子星は、太陽と同じほどの質量が直径20キロほどの大きさに閉じ込められた高密度の天体だ。高密度のために、陽子と電子が結合して中性子となる。

中性子星は初期の状態では急速な回転運動をする。その際強いエネルギーを発射し、それが地球からは灯台の光の点滅のように見える。それがパルサーとよばれるものだ。


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