南極の氷下湖にドリルを差し込む

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ロシア人の研究グループが南極の氷下湖の表面までドリルを貫通させたと表明した。その湖はロシアの南極基地近くにあるヴォストーク湖で、氷の表面から湖の表面まで深さが約3800メートルもある。

こんな分厚い氷の底に、湖があるわけは、氷の圧力によって水が凍らずに保存されているからだという。南極全体にはこうした氷下湖が145個もあるという。ヴォストーク湖はその中で最大規模のものだ。

この湖の状態を調査することで、さまざまなことがわかるだろう。これらの湖は、約2500万年前に氷の中に閉じ込められたというから、そこには2500万年前の世界がそのまま封印されていることになる。

とはいっても、生き物がいないというわけでもないらしい。少なくとも微生物は存在している可能性が高い。水中のミネラル分を栄養にしながら、2500万年ものあいだ命をつないできたことは十分に考えられるという。(イラストはナショナル・ジオグラフィックから





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