上の写真(ナショナルグラフィック)は、孵化して間もないヒメウミガメの子どもが、光まばゆいコスタリカの海へ旅立つ瞬間をとらえたもの。撮影者はドイツの野生生物写真家ゾルヴィン・ツァンクル(Solvin Zankl)氏、このショットを含めたヒメウミガメの映像シリーズが、ドイツ自然写真家協会(Society of German Nature Photographers)主催のフリッツ・ペールキング(Fritz Poelking)賞に輝いた。
ヒメウミガメは、その名から連想される通り、ウミガメのなかでも小型だ。熱帯域の海に生息しているが、今では絶滅危惧種に指定されるほど、数が減った。そんなカメの子が種族の命運を担って、大海原に旅立っていく。「幸運を祈る!」と、声をかけてやりたい。
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