17匹の子犬を産んだローデシアン・リッジバック

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犬が一時に大勢の子犬を産むことは珍しくないが、17匹となれば別だ。ベルリン郊外のエバーエッシェンホーフ Ebereschenhof に住むラモーナ・ヴェーゲマン Ramona Wegemann さんの飼い犬、ローデシアン・リッジバックのエターナ Etana が、今年の9月に17匹の子犬を産んだというのだ。出産に立ち会ったラモーナさんは、エターナのお腹から次から次へと生まれてくる子犬たちを、26時間かけて取り上げたそうだ。

産後の面倒はそれ以上に大変だったと、ラモーナさんはいう。母親のエターナの授乳能力が追いつかないので、ラモーナさんが人口授乳したが、17匹もいると、一とおり飲ませ終わったときには、最初の子犬がすでに腹をすかせているので、休む暇がない。その上子犬たちは、腹がいっぱいの時には、一緒に遊んでもらいたがる。こんな調子で、寝る暇もなく、子犬たちの面倒に忙殺された数週間だったと、ラモーナさんは回想する。

こんなにも沢山の子犬が産まれると、一部は面倒が行き届かなくて死んだりするのが普通だが、ラモーナさんの子犬たちは、全員無事に育った。内訳はオスが9匹、メスが8匹、オスには、バーキル、バンジョク、ベライ、ブルク、ブンドゥ、バイヨ、ブケカヨ、ビトン、ブルス、メスには、バハティ、ビンタ、バヒヤ、バシマ、バトゥーディ、ビンキ、ボラ、ビサと名づけたそうだ。いづれもアフリカの子どもたちと同じ名前だという。

ラモーナさんは、子犬たちを一匹1300ドルほどで、犬好きの子どもたちがいる家庭に売ることとしたそうだ。ブリーダーにならもっと高く売れるが、ラモーナさんは儲けることが目的ではないので、育てるのに必要だった費用がまかなえればいいといっている。

ところで、ローデシアン・リッジバックといえば、アフリカを代表する猟犬だ。スマートな体形を生かして草原を疾駆し、ライオンでさえ追い詰めるという。(上の写真はAP提供)


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