ハナデマリ(花手鞠);水彩で描く折々の花(壺齋散人画)
ハナデマリ(花手鞠)は日本ではバーベナの異称として用いられている。こんもりと咲き広がった姿が手鞠を連想させるからだろう。また一枚一枚の花びらが桜の形に似ていることから、美女桜と呼ばれることもある。
市場に出回っているものは、種から育てた一年草で、晩春から秋にかけて長く咲き続ける。この絵も、家内が春先に園芸店で買ってきた苗を、フラワーポットで育てたものだ。
一枚ごとの花弁は五つに裂け、それが群がってドーナツ状に咲く。見た目に華やかだ。色は紫やピンクのほか、白や青もある。バーベナの品種は非常に多く、250種もあるそうだ。
花言葉は、家庭の平和、一致団結といったもの。沢山の花びらが寄り集まって、ひとつの大きな花のように見せることから、このように名づけられたのだろう。
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