チェルノーブィリ(Авария на Чернобыльской АЭС)から25年

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4月26日は、あのチェルノーブィリの事故(Авария на Чернобыльской АЭС)からちょうど25年目にあたる日だ。折から日本の福島で、チェルノーブィリ(Чернобыль)と同じレベル7の大事故が発生し、今もって収束の見込みが立っていない。

国連をはじめ世界中の機関や人々が、この節目の年にあたって、原子力の安全について、真剣に考える必要性を強調している。この二つの事故から得た教訓を、徹底的に生かせないようでは、人類にとって原子力との共生は不可能だともいえる。

チェルノーブィリも、まだ終わっているわけではない。原子炉は石棺されたままだが、損壊の兆候を示し始めており、再工事が緊急の課題となっている。また、周辺地域の放射能汚染も、まだ解消されておらず、被爆した人々は、今もって苦しみ続けている。

チェルノーブィリで被災した人々や、事故処理に当たった人々が日本を訪れている。その人たちの声に、もっと耳を傾ける謙虚さを、日本人は持つべきだ。(写真はAFP提供:Economist の特集記事から)


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