旅とグルメ


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筆者が通っている画塾彩花堂で、信州安曇野へ恒例のスケッチツアーを催すというので、初めて参加してみた。

筆者が職場の豊穣たる熟女たちと折節に飲んでいることは、このブログでも何度か言及してきたが、この度はメンバーを少し拡大して、六人の熟女たちと本所吾妻橋のもつ焼屋「稲垣」で飲んだ。いつもの三人に加え、サブリーダー役の三人を加えた次第だ。


四月十四日(火)陰。朝食を喫せし後八時頃ホテルを出づ。今日は李あらざれば、余らのみにて気ままな散策を楽しまんとするなり。


四月十三日(月)陰、時に雨。この日は蘇州観光をなす。蘇州は古くから江南呉の都として大いに繁栄せるところなれば名所旧跡多し。しかも水の都にして、運河網の目の如く走り、風光頗る明媚なり。かつてこの地を訪れたるマルコ・ポーロが東洋のヴェニスと讃へたることはいふまでもなし。


四月十二日(日)晴。ホテルの部屋は黄浦江に面せり。起床して八階なるその部屋より黄浦江を見下ろすに、霞がかりたる水面には夥しき数の貨物船行き交ひてあり。観光船の便宜を図りて夜中から早朝にかけて運行するものの如し。


平成二十一年四月十一日(土)晴。横・今の二子と上海・蘇州へ小遊せんと欲す。余少年の頃より漢籍に親炙し、李杜毛詩を空んじつる外十八史略の類に拠って中国史の概要を学びたれど、未だ中国本土を訪れしことなし。還暦を過ぎて些か閑暇を得たるを以て、ここに宿年の思ひを果たさんとするなり。幸ひ同行するものを得たれば、多少は快適な旅となるべし。

例の「豊穣たる熟女たち」と本八幡の「うえだ別館」で小宴を催した。この界隈では、人気のある割烹料理屋だそうだ。だが神田岩本町を根城にしているものが、何故市川の本八幡まで足を運んだかといえば、それには多少のわけがある。

以前いた職場で一緒だった連中と、久しぶりに亀戸の大安という店に集まって飲んだ。今年で定年を迎えるものがいるので、その卒業祝いと、昇進試験に合格したものの祝いを兼ねて、集まった次第だ。

勤め人であれば、気の合わない連中とも付き合わねばならぬし、時にはまずい酒も飲まねばならない。だから定年を迎えて遠慮のいらない立場になると、そういうまずい付き合い酒は一切避けて、ほんとに気の会った連中ばかりと飲むようになる。

筆者には「あひるの会」と称する愉快な仲間がある。その連中と久しぶりに田町の「道灌かがり」という店に集まり、小宴を催した。メンバーの大部分が集まるのは、一昨年の暮れに台湾へ旅行して以来である。今回はメスのあひるが2羽、オスのあひるが7羽、計9羽集まった。

学生時代から仲の良い友人3人と久しぶりに会い、上野池之端の鰻料理屋伊豆栄に懇談した。もともと新年会のつもりだったのを、滅茶苦茶に多忙な男がいて、1月をやり過ごしてしまったが、まあ暦の上では立春を過ぎたばかりだから、別の意味で新年会といえなくもない。

先稿では筆者の職場の魅力ある女性たちを讃えて「豊穣たる熟女たち」と呼んだ。その彼女たちと遅ればせながらの新年会をかねて、秋葉原の和食屋車力で小宴を催した。総武線の高架沿いにある小さな店である。これまでは縄暖簾のようなところでばかりで飲んでいたので、たまには洒落た店でやろうと思ったのである。

昨夜は少年時代からの友人と久しぶりに会って一杯やった。場所は船橋の繁華街の中の小さな路地に面した加賀屋という赤提灯である。過去に何度かひとりで入ったことがあり、その度に居心地の良さを感じたので、自分の分身のような気の置けない男と二人で飲むには、ちょうどよい空間だろうと思って、この店を選んだ次第だ。

気の置けない人びとと一堂に会し、杯を酌み交わしながら清談に耽る、これほど人生に色を添えてくれるものはない。この日もそんな人びとと一夜を共にする機会に恵まれた。先日羽田でアナゴ料理を食った仲間だ。

筆者の今の職場は総勢50人ばかりの世帯、構成員の殆どは女性である。それも年配の女性、いわゆる熟女が多い。直前に勤めていたところは300人近い従業員の全部が男だったから、えらい様変わりといえる。

正月をすぐ近くに控え、デパートやスーパーではおせち料理の商戦が熱気を帯びてきたようだ。一流の料亭による凝った重箱やら、スーパー自社ブランドの手頃な価格のものやら、豊富な品揃えで消費者の食欲と美意識に訴え、財布の紐を緩めさせようと、みなさん躍起だ。

筆者は、若い頃はコーヒー党で、暑い日でも寒い日でも、ブレーキングタイムでも食事をした後でも、コーヒーばかり飲んでいたものだが、50を過ぎた頃から日本茶のうまさもわかるようになり、最近ではもっぱら日本茶ばかり飲むようになった。それにつれて、お茶の味にもこだわるようになり、多少値段が張ってもうまい茶葉を求めるようにもなった。

筆者は現役最後の職場を三年半も勤めたので、その間に多くの人と出会った。それらのうち今は転出してほかの職場で働いている連中が、筆者の定年退職を記念して、送別会を開いてくれた。場所は地下鉄本所吾妻橋駅近くにある「稲垣」というもつ焼屋である。


伊豆伊東の温泉街の一角、松川の流れを背後にして、古びた木造の建物が立っている。東海館といって、かつては温泉旅館だった建物である。今は市の観光施設に衣替えして、一般の人々に開放されているから、伊豆に遊んだ人は気軽に立寄ることができる。

仕事の縁で親しくしている人が数人いて、節目節目に都内の料理屋に集まっては、銘酒を堪能し料理に舌鼓を打ちながら、浮世話に花を咲かせるのを楽しみにしている。この度は筆者ともう一人の男(K氏)が定年で勤めていた職場を去ることとなったので、他の連中が我々の送別会に事寄せて、久しぶりに集まろうということになった。

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