上の写真(AFP提供)をみて、筆者は考え込んでしまった。これはシリアでの光景。両手を後ろ手に縛られて、路上に転がされているのは、政府軍によって拘束された反体制派の人々だ。
上の写真(AFP提供)をみて、筆者は考え込んでしまった。これはシリアでの光景。両手を後ろ手に縛られて、路上に転がされているのは、政府軍によって拘束された反体制派の人々だ。
毎日新聞モスクワ支局の田中洋之記者が、ロシアの2010年国勢調査の中間結果を、エコノミスト誌上で紹介している。総人口は1億4290万人で、2002年国勢調査より220万人減少した。ロシアの人口は1995年の1億4850万人をピークに減少に転じていたが、その傾向が今でも続いていることを物語っている。
著名な報道写真家が二人、リビアで戦闘光景を取材中に、リビア政府軍の砲撃を受けて死んだ。
2010年4月に当時のポーランド大統領カチンスキーをはじめ90人以上のポーランド人を乗せた飛行機がスモレンスク付近で墜落し、全員が死亡した事故からちょうど一年たった2011年の4月9日、コモロフスキー現大統領のアンナ夫人が遺族の一行を連れて現地を訪れたところ、信じられないようなことが起こっていた。
プーチンの与党「統一ロシア」の広告塔のような役割を果たしてきたプリマ・バレリーナのアナスターシヤ・ヴォロシコーヴァ(Анастасия Волочкова)が、プーチンに向かって公然と反旗を翻し、野党の味方をすると宣言した。
カレンダーと云えば普通、年末に配るというのが常識だが、あえてこの時期に配布されることとなったカレンダーがある。プーチンの私的親衛隊として知られる若者団体「ナーシ(Наши)」が作成したものだ。タイトルには「セックスは汚職の敵(Sex against Corruption)」とあり、セクシーな女性たちが汚職役人を糾弾するという勇ましいデザインが施されている。(写真はAFP)
中東のジャスミン革命が中国に波及するのを恐れた共産党政権は、国際社会の非難をよそに、なりふり構わず人権活動家を弾圧している。作家の冉雲飛氏が国家政権転覆罪容疑で拘束されたほか、唐吉田、浦志強、滕彪ら人権派弁護士などが身柄を拘束された。
ロシア自由民主党の党首ヴラヂーミル・ジリノフスキー(Владимир Жириновский)が、欧米軍によるリビア攻撃を強く非難し、イスラム諸国に対して、連帯してカダフィ政権を支持するよう訴えている。(写真はRIA Novosti)
ニューヨーク・タイムズが、これまで無料だった電子版の記事閲覧を3月28日から有料にすると発表した。ただし4週間につき20本までは無料で、それを超えた部分を有料にするという。また、宅配で新聞を購読している読者は引き続き、電子版の記事閲覧を無料とする。
リビア情勢が先鋭化してきた。カダフィ大佐による自国民大虐殺を阻止するという名目で、国連がリビア政府に対する武力攻撃を容認したことを踏まえて、フランス、イギリス、アメリカ、イタリアなどが、戦闘機や巡航ミサイルによる攻撃を開始した。名付けて「オデッセイの夜明け作戦(Operation 'Odyssey Dawn')」という。
最近行われた有力民間調査会社の世論調査でショッキングな結果が出た。来年実施される大統領選挙にあたって、今の時点で誰に投票するかを聞いたところ、極右政党国民戦線の党首マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)女史が24パーセント近くで首位になったのだ。
西アフリカの小国コート・ディヴォアール(Cote d'Ivoire)がちょっとした内乱状態に陥っている。こちらは北アフリカ諸国とは事情が異なり、権力をめぐる闘争という側面が強い。それに一般の市民が巻き込まれ、連日のように人が殺される事態が続いているというわけだ。
いまやキリスト教圏の国々ではカーニヴァルの真最中。カーニヴァルといえばリオをはじめ南米が有名だが、ヨーロッパ諸国でも、カトリック文化圏を中心に、いまなお盛んに行われている。そんな中で最近とみに有名になったのが、ベルギーの小さな都市バンシュのカーニヴァル(Carnaval de Binche)だ。
メドヴェージェフによる北方諸島視察以来、ロシアの高官による視察が常態化している。中でも国防相の視察は軍事的に大きな意味を持っていると考えられる。というのも、それは領有権を主張するためのパフォーマンスであることを超えて、この地域の軍事力強化にロシアが腰をすえて取り組み始めたことの、シグナルと読み取れるからだ。
西欧諸国の極右政党といえば、かつては反ユダヤ主義(Anti Semitism)で一致していた。ところが最近はうって変わり、親ユダヤ色を打ち出している。オーストリアの極右政党自由党の党首ハインツ・シュトラッヘがイスラエルのシオニズム政党リクードとの連帯を表明しているのを始め、ドイツの自由党、スウェーデンの民主党、ベルギーの超国家主義政党などがイスラエルを訪問して、アラブとの戦いにおける連帯を表明している。
貧困層向けの少額融資機関グラミン銀行(Grameen Bank)創設者でノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス(Muhammad Yunus)氏が、バングラデシュ中央銀行によって総裁職を解かれたそうだ。
中国の2011年度の国防予算が前年度比12.7パーセント増の6011億元(約7兆5千億円)になる見込みだ。伸びが二ケタ台に乗るのは2年ぶりのことだ。
ロシアが軍備増強計画を発表した。6500億ドルの巨費を投じて、ヘリコプター1000機、戦闘機600機、戦艦100隻、核弾道ミサイルを装着した原子力潜水艦8隻などを装備し、陸海軍の戦闘能力を格段に進化させようとする意欲的な計画だ。
ヴィエラ・グラン(Wiera Gran)は、ナチス占領下のワルシャワのゲットーで甘い声で歌っていた。彼女の伴奏役はいつもヴラディスワウ・シュピルマン(Wladyslaw Szpilman)が勤めていた。二人ともホロコーストを生き残ったが、戦後シュピルマンは英雄的な音楽家として名声を博したのに対して、ヴィエラはナチス協力者として迫害を受けた。
いまや16カ国にも拡大したアラブ諸国の民主化デモは、イエメンでも先鋭化してきた。チュニジアのジャスミン革命にいち早く反応したイエメンの民主化運動は、2月17日以降毎日のようにデモを繰り返すようになり、2月25日には治安部隊がデモ隊に発砲、11人が死亡する事態になった。
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