12月16日、プーチンは毎年恒例となっている国民とのテレビ対話を行い、4時間半にわたって、さまざまな質問に答えた。
12月16日、プーチンは毎年恒例となっている国民とのテレビ対話を行い、4時間半にわたって、さまざまな質問に答えた。
2008年に独立宣言をしたコソヴォで初の総選挙が行われ、ハシム・サチ Hashim Thaci 首相(上の写真:AFP提供)の与党コソヴォ民主党PDKが33.5パーセントの得票で第一党になり、勝利宣言をした。しかしこれに対して、野党からは不正選挙を糾弾する動きがあがり、また国際社会の目も厳しい。
プーチンのカリスマ的人気は依然衰えず、いまでも70パーセントにのぼる支持率を誇るというから、次の大統領選挙で再び大統領職に返り咲くのは間違いないと思われている。メドヴェージェフも、プーチンがそうしたいなら、自分はあえて対抗しないという態度を示しているようだ。
アメリカの外交官が現代ロシアを称して「腐敗したマフィア国家」だといったことが、WikiLeaksによって暴かれた。本ブログでもその概要を紹介したところだが、その腐敗振りについて、別の角度から、Economistが分析している。Frost at the core Dmitry Medvedev and Vladimir Putin are presiding over a system that can no longer change
フランス、イギリスの学生暴動に続いて、イタリアでも学生暴動が勃発した。こちらは下院でのベルルスコーニへの不信任議決がわずか3票差で否決されたことを受けて、学生たちが暴れだしたものだ。(上の写真:AFP提供)
サッカー・ワールドカップの開催国がロシア(2018)とカタール(2022)に決まった。アメリカ、イギリス、日本といった先進国を押しのけての決定の裏には、腐敗の匂いがしないわけではないらしい。アメリカのオバマ大統領は、FIFAの理事会に異例の非難を浴びせかけたが、それは今回のFIFAの票決がフェアプレイの精神に反しているという理由からだったらしい。
ドイツのドルトムント市が売春婦に課税、という記事を読んで、おやと思った。課税するというからには当然、売春は合法的な行為なのだろう。
授業料の値上げ問題をめぐって先鋭化していたイギリスの学生運動が、大学授業料の三倍アップが決まったことで、ついに爆発した。(上の写真:ロイター提供)
ルーマニアでは、いわゆるジプシー Gypsy の人びとをロマ Romaと呼んでいる。ロマの人びと自体誇りを持って自分たちの呼称として用いているこの名称を、政府も尊重してきた経緯がある。ところが最近、この名称がルーマニアの国名と紛らわしいということを理由に、変更すべきだという議論が、政府の中から持ち上がって、大きな議論を巻き起こした。
世界人権デーの12月10日、オスロの市庁舎でノーベル平和賞の授賞式が行われた。だが会場には、主人公ともいうべき今年の受賞者劉暁波氏の姿はない、代って彼の巨大な写真が壁に飾られ、席には証書とメダルが置かれた。(上の写真:ロイター提供)
北朝鮮の次の世代の独裁者と目されるキム・ジョンウンが、北朝鮮人民向けに自分なりの政策綱領をアピールしたそうだ。その内容を聞かされたものは、北朝鮮人民ならずとも、しびれたことだろう。
グーグルが中国市場から撤退したのは今年 (2010年) の春、その背景には、中国政府による苛烈な検閲と中国にベースをおく何者かによるハッカー攻撃があったことが云々されてきたが、このたびウィキリークスがその事情の一端を詳しく暴露した。
ウィキリークスが世界中に与えた衝撃は甚大だったようだ。影響が及んだ各国の政府は、外交上の対応に大わらわになる一方、ウィキリークスの影響を封じ込めることに躍起になっている。
ウィキリークスの暴露した情報は、さまざまなところで波紋を立てている。なかでもロシアの政治をめぐる外交官たちのやり取りは、最も興味を引く部分だ。
上の写真(AFP提供)は、サッカー、イラン元代表の一時妻で、本妻を殺害した容疑で処刑されたシャーラ・ジェード(Shahla Jahed)
北朝鮮の妄動ぶりを見据えた米韓合同軍事演習が、11月28日から12月1日までの4日間の日程を終了した。韓国内に高まる北朝鮮への強硬論を踏まえて、韓国政府は北朝鮮によるいかなる挑発にも、断固とした姿勢を貫くと明言していたが、幸か不幸か、新たな軍事衝突の事態は起こらなかった。このことで最も安心感を覚えたのは、紛争の当事者以上に、中国の指導者たちであったろう。
フランスの学生たちの反乱に続いて、イギリスの学生たちも立ちあがった。こちらは国中の大学生たちのほかに、グラマースクールの生徒たちまで巻き込み、文字通り若者全体が政治にたいしてノーを突きつける事態に発展した。比較的穏健な気質で知られるイギリスの若者たちを、何が怒らせたのか。
インターネット上の内部告発サイト WikiLeaksの存在感がいっそう高まっているようだ。先日はイラク軍事作戦の機密文書40万点を公開し、7月にはアフガン関連の秘密文書9万点を公開していたが、今回(11月28日)は、アメリカの外交活動にかかわる文書25万点を公開した。それも、今までの文書がすでに広く知られていた事実に関するものがほとんどだったのに対して、今回は、おやと思わせるような内容のものが多く含まれている。
1940年に起きた、スターリン体制下のソ連によるポーランド人虐殺事件(通称カトゥィン Катын の森の虐殺)については、昨年(2009年)プーチンが正式にスターリンによる犯行であったことを認め、それを受けて今年の4月には、大規模な追悼式典が計画されて、ポーランドのレフ・カチンスキー大統領が現地に向かう途中、飛行機事故に遭遇して死亡したという経緯がある。
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