ひとりぼっちの小鳥 A widow bird sate mourning for her Love:パーシー・シェリー(壺齋散人訳)
ひとりぼっちの小鳥が冬の枝の上で
夫をなくした嘆きを歌った
木の上には冷たい風が忍び寄り
木の下では小川が凍る
裸の木には一枚の葉もなく
地上には一輪の花もない
あたりはひっそりと静まりかえり
聞こえてくるのは水車の音だけ
ひとりぼっちの小鳥 A widow bird sate mourning for her Love:パーシー・シェリー(壺齋散人訳)
ひとりぼっちの小鳥が冬の枝の上で
夫をなくした嘆きを歌った
木の上には冷たい風が忍び寄り
木の下では小川が凍る
裸の木には一枚の葉もなく
地上には一輪の花もない
あたりはひっそりと静まりかえり
聞こえてくるのは水車の音だけ
愛の歌 Music, when soft voices die :パーシー・シェリー(壺齋散人訳)
音楽は、やさしい音が消えた後も
思い出の中に震えている
匂いは、スミレの花が萎れた後も
感覚の中に生きている
葉は、バラがしなびてしまった後も
愛する人のベッドを飾る
思いは、あなたが死んでしまった後も
愛の余韻となってただよう
ランプが砕けると When the Lamp is Shattered (パーシー・シェリーの詩:壺齋散人訳)
ランプが砕けると
明かりは塵にまみれて消える
雲が飛び散ると
虹はきれいな形を失う
リュートが毀れると
美しい音色は戻らない
愛が言葉でいわれると
中身はすぐに忘れ去られる
汚された言葉 One Word is Too Often Profaned (パーシー・シェリーの詩:壺齋散人訳)
あまりに汚されてしまったために
もはや汚しようのない言葉がある
あまりにも侮られているために
これ以上侮りえない言葉がある
希望は絶望と紙一重だから
そには制御しえないものがある
でもあなたからの愛は
何にもまして尊いもの
パーシー・シェリーの詩「嘆きの歌」 A Lament を読む。(壺齋散人訳)
1821年2月、ジョン・キーツがローマで客死したことを知ったシェリーは大いに嘆き、その年の春、キーツの死を悼む長大な挽歌を書いた。「アドネイス」である。「解き放たれたプロメテウス」と並んでシェリーの最高傑作に数えられる。イギリス文学史上もっとも優れた挽歌とされる作品でもある。
パーシー・シェリーの詩「おやすみ」 Good-Night を読む。Good-Night (壺齋散人訳)
パーシー・シェリーの詩「月」 The Moon を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・シェリーの詩「アポロの讃歌」 Hymn of Apollo を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・シェリーの詩「プロセルピナの歌」Song of Proserpine を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・B・シェリーの詩「あなたのキスがこわい」 I Fear Thy Kisses を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・ビッシュ・シェリーの詩「ひばりに寄す」To a Skylark を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・B・シェリーの詩「雲」The Cloud を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・B・シェリーの詩 Love's Philosophy 「愛の哲学」を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・B・シェリーの詩「インド風セレナード」The Indian Serenade を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・B・シェリーの詩劇「解き放たれたプロメテウス」 Prometheus Unbound は、有名なギリシャ神話に題材をとった作品である。詩劇という表現をとっているように、叙事詩とドラマの中間に位置する。ゼウスによって課せられたプロメテウスの試練とそれからの解放を描いたものだ。全体は4部からなる長大な作品であるが、ところどころに差し挟まれた美しい絶唱には、独立して鑑賞に堪える部分が多い。
パーシー・B・シェリーの詩「西風のオード」を読む。 Ode to the West Wind(壺齋散人訳)
パーシー・B・シェリーのソネット「1819年のイングランド」ENGLAND IN 1819 を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・ビッシュ・シェリーの詩「イギリスの男たちへ」 To the Men of England を読む。(壺齋散人訳)
パーシー・B・シェリーの詩「萎れたスミレに」を読む。On a Faded Violet (壺齋散人訳)
最近のコメント